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樹脂製で軽めなのに超頑丈

完成度の高さが一段上! ヘビーに使える理想の工具箱「スーパーボックス SR-450」の魅力

2024年04月08日 18時00分更新

「頑丈だ」とか「作りが違う」っていうけど、どういうこと?

 いくつか便利な工夫があるとはいえ、あったらいいなという程度。これを理由にスーパーボックスを選ぶかといえば……ちょっと微妙なラインでしょう。

 一番重視したいポイントとなるのは、やはり工具箱としての実用性の高さです。つまり、ヘビーに使える頑丈さがあるかどうかです。この頑丈さについてはかなりのコダワリがあるようで、部位によって樹脂の種類が使い分けられています。

 本体やフタ、中皿などは自動車のバンパーと同じポリプロピレン製。ぶつけても割れにくい耐久力温度差や化学薬品に強い対候性の高さが特徴です。また、ある程度の弾性があるので、ぶつけてもショックをやわらげ、凹んだり傷付けたりしづらいというのもメリットでしょう。

 このポリプロピレンを厚めに使用し、さらに多数のリブを入れることで、重量を増やさず、頑丈になるよう設計されています。ちなみに、このリブのほとんどが見えない場所に作られているので、外観からはわかりません。

外周部分にリブが多数隠されていました

 本体とフタとのヒンジ部分は幅が広めで、金属棒の軸で組み合わされているという手堅い作り。かなり頑丈に作られているので、重たい工具を入れても歪みにくく、フタの開け閉めがしづらくなる、といったこともありません。

軸が金属棒ということもあって、スムーズに動きます

 ちなみに、ホームセンターオリジナルの安めの工具箱はどうかというと……横棒まで樹脂製のはめ込み式で、耐久性とガタが気になる作りになっていました。

 スーパーボックスのハンドルは、衝撃や曲げ、引っ張りなどに強いABS樹脂。持ち運ぶ際は工具箱の重量がここに集中するだけに、曲がりに強い樹脂が選ばれています。指がかかる部分は丸みがあり、角が指に食い込んで痛い、といったことはありません。

指が痛くなく持ちやすいハンドル

 バックルの素材は、ポリカーボネート。強靭で割れにくく、衝撃に強いうえに対候性もあるという素材です。傷付きやすさや薬品への耐性が弱めというのはありますが、落とした衝撃で割れ飛んで中身をぶちまけてしまう、というのを防ぐには最適な素材です。

バックルは指先で簡単に開け閉めできます

 バックルは単体販売があり、もし割れてしまっても自分で交換できるようになっています。

 本体全体に言えることですが、バリや角の尖りがほとんどなく、指で触れても痛くないというのもいい部分でしょう。もちろん多少はありますけど、廉価な製品と比べれば明らかに違います。

用途に合ったサイズを選んで複数使いこなしたい

 「樹脂でできた箱なんだし、そんな変わらないでしょ?」という意見もあると思いますが、まずは騙されたと思ってホームセンターへ行き、実物を見比べてみてください。なるほど違いはここか、というのが実感できると思います。

 なお、頑丈で重たい工具も入れられるので、大きなサイズを選んでしまいがちですが、よほどの力持ちでなければ持ち運びが大変になります。用途に合わせ、ほどほどのサイズを複数用意して、使い分けるというのがオススメです。

 ちなみに、リングスターの製品はほかにも気に入ってるものがあります。それは次回、紹介しますね。

●お気に入りポイント●

・頑丈で細部まで作りがいい

・豊富なサイズ展開

・実はカラバリもある

この記事を書いた人──宮里圭介

 PC系全般を扱うフリーランスライター。リムーバブルメディアの収集に凝っている。工作が好きだが、最近あまり時間が取れないのが悩み。

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