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乗ろうよ、飛行機!

ANA「ボーイング787-10国内線仕様」がついにデビュー! 座席の快適度は?

2024年03月27日 07時30分更新

文● 中山智 編集●こーのス

普通席の座席はどう進化した?

 普通席シートにもパーソナルモニターがあり、そのサイズは13.3インチとノートPCなみの大きさです(一部の最前列は10.1インチ)。電源は前の席の背面下部にあり、自分の席の足下にあるタイプと比べて、コンセントを目視しながら挿せるといった快適さがありますね。USBポートはパーソナルモニターの下部に配置されています。

 ちなみに普通席は自動車のシートを長く開発・販売してきたトヨタ紡織と共同開発したシートで、どのような体格の人でも心地よくフィットする形状となるよう設計されています。実際に176cmの小太りおじさんである筆者が座ってみましたが、座り心地が良く、2時間程度の国内線なら苦にならなそうです。

機体最後方から普通席の眺め

普通席はANAらしくブルーのシートです

ヒザ回りは握りこぶし1個半くらいあって快適

足下には電源コンセントもあります

普通席のテーブル。ドリンクホルダーはクローバー型で、カップを外しやすい設計に

前方座席は肘掛けに収納できるタイプのテーブルを採用しています

 残念なのは、プレミアムクラス・普通席どちらもUSBポートがType-Aのみということ。最近はType-Cのスマホやガジェットが増えてきていますし、筆者も飛行機に乗るときだけ別途Type-Aのケーブルを携帯するというのがかなりめんどうだったりします。座席にType-Cポートを搭載している航空会社のシートも出てきていることから、ここはシートの一部設計変更で対応して欲しかったところです。

 このあたりは飛行機に限らず、バスや公共施設、レストランなどに設置されている無料のUSBポートなども同じですが、新しい機材や備品としてUSBポートを導入する際には、できればType-AではなくType-Cにして欲しいですよね。

普通席はモニター下部にType-Aポートがあります。少なくとも数年は同じ機体を使うと考えると、しばらくType-Aのケーブルか変換コネクターを持ち歩く必要がありそう

 (次ページ:安全面への信頼は?)

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