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イオンモバイルは家族で通信量シェアで超オトクなのが売り 大容量&シェアプラン強化でMVNOトップを狙う

2024年03月15日 18時45分更新

 MVNOサービス「イオンモバイル」を展開するイオンリテールは、都内で発表会を開催。その中で大容量プランを中心とした値下げを含む料金改定を発表した。

イオンモバイル

イオンモバイルは、家族でのシェアプランでのオトクさを前面に出してアピール。シェアプラン向きの大容量プランの値下げを実施する

10周年を迎えたイオンのモバイルサービス
2021年以降、シェアプランのオトクさが評価されている

 イオンリテールが提供するモバイルサービスは、2014年に「イオンのスマートフォン」としてスタートして、今年で10周年を迎える。当初は日本通信のSIMとSIMフリースマホ(Nexus 4)を組み合わせて販売。その後、2016年にMVNOサービスとしてのイオンモバイルを開始している。

イオンモバイル

10年前にスタートしたイオンのモバイルサービス。当初は日本通信のSIMとのセットだった

イオンモバイル

その後、2016年にMVNOとしてサービスを開始

 イオンモバイルは2021年に大きな料金改定をしているが、その後にユーザーの契約プランに大きな変化が生まれたという。具体的には大容量プランの割合が大幅に増えた。これはユーザーが利用する通信量が増えたこともあるが、シェアプランのオトクさがユーザーに広く伝わってきたことが大きいという。

イオンモバイル

シェアプランの割合とともに、20GBプランを家族でシェアするという使い方が増えている

 イオンモバイルでは、メイン契約のSIMに対して、2枚目3枚目は1枚あたり月220円で、4枚目5枚目は1枚あたり月440円でSIMを追加して、通信量をシェアできる(音声SIMの場合)。現行プランでは、1GBあたりの単価で20GBプランが一番割安になっており、20GBを家族でシェアをすれば、主要キャリアに対してはもちろん、MVNOを含む格安SIMの中でもオトクであるとアピールする。

イオンモバイル

20GBプランを家族でシェアすると、各自で小容量のプランを契約するより、大幅に料金を節約できる

大容量プラン値下げで、シェアプランがさらにオトクに
最大では200GBプランも用意

 そんなシェアプランでの強みをさらに強化すべく、30/40/50GBと大容量の各プランを値下げ。20GBからは10GBあたり月550円のアップで利用できることで、20GBプランより1GBあたりの単価はこれまで以上に割安になった。60~200GBプランも追加し、さらなるヘビーな利用にも対応する。

イオンモバイル

30GB以上のプランを値下げすることでGBあたりの単価はさらに下がった

イオンモバイル

こちらが料金一覧。通信量ごとに多数のプランを用意。必要に合わせて、プラン変更しやすいというのもアピールポイント

 またシェアプランの内容自体も強化。現在はメイン契約に対して、4枚までのSIMが追加可能だったが(最大5回線)、上限を最大8回線に拡大。3世代の家族など、より大人数で使えるようになる。また、SIMごとに利用できる通信量の上限を設定する機能を加える。特定の家族が使いすぎて、家族全員が“ギガ不足”という事態を避けられるようになるわけだ。

イオンモバイル

シェアプランでの合計契約数を最大5回線から最大8回線に拡大する

 イオンモバイルは、オンラインのほかに、イオンの店舗に設置されたカウンターで契約や手続きが可能だが、さらにイオンカードのカウンターの取り扱い業務を開始。イオンカードのカウンターは、イオンの店舗の中でも目立ちやすい場所にあるとのことで、潜在顧客との接点を増やせるという。こうしたカウンターは今夏までに合わせて全国300ヵ所以上に拡大する予定。これらを拠点として、2029年3月末までに100万回線を目標に掲げ、コンシューマー市場でのMVNOシェアNo.1を目指すとした。

イオンモバイル

発表会には森永康平さん、くわばたりえさんも登壇。くわばたさんはスーパーでの買い物では数十円の違いが気になるのに、スマホの料金にはさほど疑問を感じず、「使い放題」という言葉に安心を感じてキャリアの高額な料金を払っていたと告白。また、今契約しているキャリアを解約しなくても、番号そのままで乗り換えられる(MNPワンストップ)ことを知って驚いていた

 

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