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ウワサの指輪型デバイスも実機展示! Galaxy Ringに折り曲がるディスプレーも見られたMWCのサムスンブース

2024年03月04日 12時00分更新

自在に曲がるディスプレーを触ってみた

 サムスンのディスプレー部門であるサムスンディスプレイは、サムスンと別の場所に出展しており、最新のディスプレー技術をアピールしていた。いずれも開発中のもので製品化時期はまだ未定だ。展示の中で一番の注目は折り曲げることのできるディスプレー「Cling Band」だろう。

サムスン

サムスンディスプレイの「Cling Band」

 ディスプレーサイズは非公開。通常は伸ばした状態で一般的なスマートフォンとして使うことができる。

サムスン

通常のスマートフォンと変わらない外観だ

 背面には上部にカメラがあるほか、全体の2/3ほどが蛇腹状の構造になっている。この部分は簡単に曲がることはなく、適度な強度を持っておりディスプレー全体をストレート形状に保持することができる。

サムスン

裏側は曲がる部分全体が蛇腹状になっている

 ディスプレーの両端を持って、やや力を入れて曲げることで全体が「C」の形状に曲がる。

サムスン

これくらいの半径で曲げられる

 腕に巻きつけて使うことも可能で、スマートウオッチのような使い方もできるかもしれない。

サムスン

腕に巻き付けた状態

 同様に曲げられるディスプレーとしては巻き取り式「Rollable Flex」も展示。こちらは薄い膜状で、軸に巻き付けることで収縮する。

サムスン

巻き取り式のRollable Flex

 「Flex In & Out」は360度折り曲げられるディスプレーだ。現在市販されている折りたたみスマートフォンはディスプレーを内側に折る構造のものが大半だが、Flex In & Outなら逆側に折りたたむことも可能になり、アウトディスプレーを搭載する必要が無くなる。

サムスン

Flex In & Out。横折りタイプ

サムスン

Flex In & Out。縦折りタイプ

 また縦折りディスプレーの端の部分を巻き込むようにディスプレーにした「Flex Liple」は、本体を閉じた時でも側面部分に時計や通知を表示できる。最近の縦折り型スマートフォンはアウトディスプレーを大型化して閉じたままでも通知などの表示できるが、Flex Lipleならアウトディスプレー無しでもある程度の情報を見ることが可能なわけだ。また閉じたまま音楽再生をしながらエッジ部分をタッチして操作するといったことも考えられそうだ。

サムスン

エッジ部もディスプレーにするFlex Liple

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