三菱UFJ信託銀行は2月19日、パーソナルデータを管理・運用する情報銀行サービス「Dprime」について、5月20日をもってサービスを終了することを発表した。
Dprimeは、スマホのアプリに登録したパーソナルデータを、個人ユーザーの同意の下、企業・団体等に提供するサービスで、2021年7月にサービス提供を開始。個人ユーザーは様々な特典が受けられることに加え、アプリのアンケートへの回答を通じて、企業・団体等の社会課題解決に向けた商品・取組等を応援できるサービスとして展開してきた。
同社は、サービス終了に至った理由として、個人ユーザーの情報管理不安を起因とする積極的な活用が進まず、企業・団体等に対する既存のリサーチ業界との差別化も難しい中、長期にわたる事業の継続は困難と判断したためとしている。
2月19日から新規会員登録・登録済会員の本人確認申請を停止。2月29日にはアプリ内でのポイント獲得を終了し、5月21日にDprimeアプリへのログインはできなくなる。同社は、5月20日までにDprimeポイントを交換するよう呼びかけている。
サービス終了に伴い、Dprime会員の権利保全のため、法令等で必要な情報を除くデータを削除するほか、追加ポイント付与実施とポイント交換条件を緩和する。
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