週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

大赤字からの再起はかるバルミューダ、その足掛かりは?

2024年02月19日 08時00分更新

 寺尾社長は、「2024年度は、強い緊張感と勤勉さが必要なタフな1年になるだろう」としながら、「2023年後半から様々な施策を実施済みであり、2024年度はさらに追加施策を打っていくことになる。2024年度は、なるべく勢いの角度をつけて、次の年につなげていきたい」と語り、黒字転換に留まらず、さらなる成長を目指す考えだ。

 白物家電市場は底を打ったとは言われるが、まだ本格的な需要回復とはいえない状況が続いている。

 「バルミューダが得意とする小型生活家電は、市場全体で販売台数、金額ともに下がっているが、2024年は、前年の落ち込みからは、少しは回復すると見ている」と市況を分析しながらも、「だが、バルミューダの場合には、トレンドや市場動向に左右されるというよりも、自分たちの商品力が、お客様と合意できるか、提案がどれだけ受け入れられるかが勝負どころである。より多くの人たちと、私たちが考えた価値を共有したい。新たな提案によって、事業基盤の確立を図りたい」とする。

 バルミューダの復活を支えるのは、バルミューダ自身のモノづくり力であることに変わりはない。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事