Vadeは、フィッシング詐欺の攻撃数をランキングした年次レポート「Phishers' Favorites」の2023年版を発表した。
本レポートは、Vadeのテクノロジーを使ってキャプチャした1年間のフィッシングデータを分析し、フィッシング詐欺でなりすましが最も多かったブランドのトップ20をランキング。2023年版では、2023年1月1日から2023年12月31日の期間に固有のフィッシングメールからリンクされた19万7000のフィッシングURLを分析している。
2023年版のランキングでは固有のフィッシングURLの数が前年比74%増加し、1位がFacebook(4万4548件)、2位がMicrosoft(2万2851件)。2023年の調査対象ブランド全体で、フィッシングURL数の前年比増加率が最も大きかったのはソーシャルメディア部門(110%)とのこと。
金融サービス業界は2022年に続き、2023年もハッカーによるなりすましの最も多い業界に。固有のフィッシングURLの数(6万4009件、全体の32%)で他業界を圧倒しており、Crédit Agricole、Paypal、Bank of Americaがトップ10に入り、La Banque Postale、Société Générale、American Expressが続いている。
クラウド業界は、ソーシャルメディアと並んで2023年に固有のフィッシングURL数が増加。Microsoft(2位)、Google(11位)、Netflix(19位)の存在が大きく影響しているという。
2023年版のレポートの全文はこちらを参照。
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