レトロガジェットに、たやすく「ホイホイ」されるジャイアン鈴木です。筆者はアナログレコード、CDと共に育ってきた昭和世代であり、サブスクで数多くの音楽に触れられる世代を本当に羨ましく思いつつ、ひとりグラス(くわ茶)を傾ける夜には、CDのジャケット、盤面を眺めて、ちょっとセンチメンタルな気分になったりすることもあるのです。
というわけで今回は、回転する光学メディアの煌めきを鑑賞しつつ、実体ある音楽に触れる喜びを味わえるCDプレーヤー「Instant Disk Audio-CP2」をレビューします。なに言っているのかわからない? 同感です!
スピーカー&バッテリー内蔵
携帯可能なCDプレーヤー
「Instant Disk Audio-CP2」はスピーカーとバッテリーを内蔵する携帯可能なCDプレーヤー。サイズは225×140×27mm、重量は454g。カラーは今回お借りしたブラックと、ホワイトが用意されています。
バッテリーは1800mAhを内蔵しており、Bluetooth接続時には7~8時間、スピーカー使用時には6~7時間の音楽再生が可能です。Bluetooth規格はバージョン5.1に対応しており、Bluetoothスピーカー、ヘッドフォン経由で再生可能です。ただし、スマートフォンから本製品に接続し、音楽などを再生することはできません。あくまでもCD再生機という立ち位置なわけですね。
ディスクサイズは12cmと8cmに対応し、フォーマットはCD/CD-R/CD-RW/MP3をサポート。再生コントロールは前トラック、再生/一時停止、次トラック、停止ボタンが用意され、また1曲ループ再生、全曲再生、全曲ループ再生を切り替えるモードスイッチが背面に用意されています。マニュアルを読むまでもない、非常にわかりやすいデザインです。
スピーカーは、40mmフルレンジスピーカー×1と「低音ダイヤフラム」で構成。低音ダイヤフラムは振動板で、低音を強化するために搭載されています。
ユニークなのが、ジャケット(歌詞カード)を入れて飾るためのトレイと、背面のネジ穴(M4ネジ対応×2)が装備されていること。オプションで「Wall Mount 壁掛けアクセサリー」が用意されているので、インテリアに溶け込むように絵を飾るがごとく、壁にジャケットを飾ることができるのですね(もちろん、CDを見せたまま飾ってもカッコイイです)。
いわゆる「ポータブルCDプレーヤー」と比べると、スピーカー部分が合体しているようなサイズ感です。しかし、家の中を移動していろんな場所で聴くというのがコンセプトなので、個人的には「Instant Disk Audio-CP2」が大きいとは思いませんでした。厚みが27mmに抑えられているので、ノートパソコンや本などと一緒に抱えても持ちやすいですね。
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