会社をリブランド、自社ブランド端末も提供する?
MWCで新たな製品を発表するようだ
CEO就任後、Baril氏はHMD Globalの可能性について、「急成長している5Gスマホのメーカー」とした上で、修理可能、持続性、デジタルデトックスなどの特徴を打ち出している。
HMDは1月末にリブランドを実施し、「Human Mobile Devices」を打ち出した。そこで公開した動画では、スマートフォン、タブレット、イヤホンらしき絵が描かれている。HMDブランドの端末は今月のMWCで発表されるという憶測も出ている。
ではNokiaブランドはどうなるのか? Nokiaブランドがなくなるのではと見ることもできるが、リブランドを告げるブログでは「私たちはHMDです。私たちはNokiaフォンを作っており、まだ続きがあります」というタイトルをつけている。動画でも、Nokiaのフィーチャーフォンを思わせる絵があり、すぐになくなると考えにくい。
このHuman Mobile Devicesという表現だが、HMD Globalのマーケティング担当に2017年のMWCでインタビューした際に、差別化として「ヒューマン」という言葉を使っていた(「”ヒューマン”が差別化要素――Nokiaブランドで携帯電話を手がけるHMD Globalに聞く」)。
今年のMWCで楽しみなことが1つ増えたようだ。
筆者紹介──末岡洋子
フリーランスライター。アットマーク・アイティの記者を経てフリーに。欧州のICT事情に明るく、モバイルのほかオープンソースやデジタル規制動向などもウォッチしている
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