週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

『三省堂国語辞典から 消えたことば辞典』(見坊行徳、三省堂編修所 著、編集 三省堂)を読む

辞書から消えたことばたち「MD」「コギャル」など

2024年02月08日 07時00分更新

本書は純然たるエンタメ本である

 このように、消えたことばが存在した意義、消えた理由や、その裏側に隠されたエピソードなどを知ることはとても楽しい。一度その楽しみを知ってしまうと、なかなか抜け出せなくなるかもしれない。つまりはそこに醍醐味があるのだ。

 「辞典」にはなんだか堅そうなイメージがあるので敬遠したくなるかもしれないが、とんでもない。本書は純然たる「エンタメ本」である。

■Amazon.co.jpで購入

筆者紹介:印南敦史

作家、書評家。株式会社アンビエンス代表取締役。
1962年、東京都生まれ。
「ライフハッカー[日本版]」「ニューズウィーク日本版」「東洋経済オンライン」「サライ.jp」「マイナビニュース」などで書評欄を担当し、年間700冊以上の読書量を誇る。
著書に『遅読家のための読書術』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)、『書評の仕事』(ワニブックスPLUS新書)、『読書する家族のつくりかた 親子で本好きになる25のゲームメソッド』『読んでも読んでも忘れてしまう人のための読書術』(以上、星海社新書)、『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)、『プロ書評家が教える 伝わる文章を書く技術』(KADOKAWA)、などのほか、音楽関連の書籍やエッセイなども多数。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事