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24V型から選べるパーソナルスマートレグザ、ひとり占めテレビ「V35Nシリーズ」

2024年01月31日 10時30分更新

V35Nシリーズ

 TVS REGZAは1月31日、ハイビジョン液晶レグザ「V35Nシリーズ」を発表した。パーソナルスマートレグザとして展開する。2月16日発売。価格はオープンプライスで、実売価格は4万4000円前後から。

V35Nシリーズ

3サイズ

 40V型(6万7000円強)、32V型(5万5000円前後)、24V型(4万4000円前後)の3サイズを投入。V34の後継となる型番だがコンセプトは全く違うものとして仕上げたという。2020年発表のV34は、ネット動画を楽しむコンパクトテレビとしてヒットにつながった。一方、この3~4年で、パーソナルテレビの用途にも変化が発生している。テレビ放送をオンエアもしくは録画して観るという従来のスタイル、SNSなども含めてパーソナルルームやベッドルームでネット動画をひとり占めする、AirPlay 2/Androidのミラーリングでスマホ画面をテレビに出すといった多彩な広がりを見せている。

V35Nシリーズ

40V型の40V35N。ベゼル幅で画面サイズが分かる。

V35Nシリーズ

24V型の24V35N

 特にミラーリングについては、スマホのカメラで顔を見せるのも当たり前になっているため、LINE電話で離れた場所にいる両親に孫の顔を見せるといった使い方も楽しくなる。テレビにカメラをつなぐよりも手軽だ。また、最近増えている有料型のオンラインライブをテレビで視聴したい場合、スマホやタブレットを有線で出力するのではなくAirPlay 2などで飛ばすことができる。変換ケーブルなどを用意する手間が不要なほか、テレビ用に課金型サービスを提供していないサービスを利用する場合でも応用が利く。ほかにも、ネット動画はコンテンツを楽しむだけでなく、ヨガレッスン、ゴルフレッスンなど動きを映像で確認したい趣味にも有効だろう。

 パーソナルテレビは据え置きで設置するだけでなく、可動式のスタンドなどと連携させるだけでダイニングキッチンとリビングを行き来するなど多彩な場所で利用可能になる。新しい利用形態としては、ネット動画の配信/編集に使う用途があり、YouTuberなど編集はスマホで実施するが、完成した動画をスマホから飛ばして大画面でチェックしたいというニーズもあるという。こういった場合、有線で接続する必要があるPC用ディスプレーよりも、AirPlay 2が使えるテレビのほうが便利という見方もできそうだ。

V35Nシリーズ

 スペック的には、ハイビジョン用の新エンジンである「レグザエンジンHR」を搭載し、ネット動画ビューティ、地デジビューティなど高画質化機能を利用できる。おまかせオートピクチャーで明るさセンサー、リビング、パーソナルルームなどで画質を調整することが可能。

 解像度は40V型のみFHDで、ほかはWXGA。各種ネット動画の再生が可能で、Apple TVにも対応した2024年仕様になっているという。レグザならではのおまかせ録画、新ざんまい機能などを利用すれば、ネット動画と放送番組の垣根を超えてリーチできる。YouTube、Netflixなどをまたいで、画面ひとつでシームレスに探し、面白そうなら契約するといったリッチで新しい使い勝手の提案を継続している。シーンリスト/出演者リストなどで、長時間のバラエティ番組や歌番組で観たいシーンだけ見るといったことも手軽だ。

V35Nシリーズ

付属のリモコン

 音質面では、レグザパワーオーディオシステムを搭載。スピーカーは直付けではなくボックスに収めており、バスレフで低音も増強。引き締まったいい音が出せる。以前搭載し、評判が良かったクリア音声も搭載。小音量でも人の声の領域を持ち上げるので聞きやすくなる。映画やバラエティ、耳が不自由な人もテレビを楽しめる機種とした。

V35Nシリーズ

ナカムラのテレビスタンドと組み合わせた例、コンパクトなテレビを可動で使うのはなかなか便利だ。

 このほか、省エネ性能も大きくアップ。TVS REGZAではV35Nシリーズを新しい使い方ができるパーソナルテレビとして、新生活向けなどで提案していくという。学生や新社会人などの若年層では、新生活にテレビはいらないという声も出ているが、スペースなどの問題がなければあったほうが便利なのは間違いがない。色々使える点を訴求し、小型サイズのテレビの方向性を示していきたいとのことだ。

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