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配達と集荷を一度で済ませるサービス実現へ

宅配ボックスを活用した非対面型交換配送の実証実験

2024年01月30日 17時30分更新

SMARI

 パナソニック ハウジングソリューションズは2月1日より、エアークローゼット、三菱商事、SBS即配サポートと協業し、宅配ボックスを活用したSMARI(スマリ)サービスの非対面型交換配送の実証実験を開始する。

背景および取り組みについて

 働き方改革関連法により4月1日以降、運送・物流関連業務従事者の年間時間外労働時間の上限が制限されることにより生じる運送ドライバーの人材不足の課題、いわゆる「物流2024年問題」に関連して、政府は2030年に34%の輸送力が不足すると試算している。再配達率を現状の12%から2024年度には6%に削減することを目指し対策を急いでいる。

 物流の停滞により、消費者の生活にも大きな影響がでることが予想されており、輸送力を不足させないために、運送業者の負担の軽減や分散、物流の効率化、人手不足の解消等、物流業界をはじめ各社がさまざまな対策している。

 そのような状況下で2023年4月21日に同社は三菱商事と協業し、受取だけでなく発送もできる「二刀流」の宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)スマリ対応タイプ」を発売。およそ20社のECサービスでの発送が自宅から可能にすることで宅配ボックスの設置率を上げ、「物流2024年問題」の解決に助力するため取り組んできた。

 今回、月額制ファッションレンタルサービス「airCloset(エアークローゼット)」にて、これまで別々に実施していた配達と集荷を一度で済ませることで、サービスにおける利便性の向上と、配送回数自体を減らし運送業者の負担軽減に寄与できるのかを実証実験によって検証する。

SMARI

■実証実験の概要
対象:戸建て住宅30世帯(一都三県で募集)
目的:レンタルサービスにおける、宅配ボックスを活用した個人宅での非対面型の配達・返送の同時実施による効果検証
検証方法:airClosetサービス利用者の個人宅に「スマリサービス」に対応した戸建て住宅向け宅配ボックス「e-COMBO LIGHT(イーコンボライト)スマリ対応タイプ」を設置し、実際に非対面型の交換配送を体験してもらい、利便性等を比較・検証する
検証期間:2月1日~29日

問い合わせ:外廻りシステム事業部 外廻り設備商品推進部 06-6909-7676(代表)

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