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能登半島地震、携帯キャリア“異例”の共同会見 ライバル同士が手を取り合い、復旧活動する時代に?

2024年01月24日 06時30分更新

能登地震ではキャリア間の連携がいくつか見られた

 今回の復旧活動でも、キャリア間の連携がいくつか見られた。 

 たとえば、陸路でのエリア復旧が困難であった輪島市町野地区においては、NTTドコモとKDDIが連携し、NTTが持つ船の甲板にアンテナを設置した船上基地局からエリア復旧をした。

 NTTが持つ船は海底ケーブルの修復などに利用されているため、長期間、海上で停泊できるのが特徴だという。同様の船はKDDIも所有しているが、タイミングなどもあり、NTTが出すことになったという。また、KDDIとソフトバンクでは、給油拠点の相互利用において、連携をしたという。

 停電により電気が通じていない基地局には発電機をつけて、電気を起こし、電波を吹くといったことをしなければならない。しかしその発電機を動かすための燃料が必要であり、災害時、この確保が結構、大変なのだという。

 ソフトバンクでは被災地の深部にベースキャンプを先行して設置し、開設した給油所では、キャリア間で給油を連携させたという。

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