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RAPID IPS採用で高リフレッシュレートと鮮やかな色味を実現

180Hz駆動で2万円台前半の高コスパ!ゲーミングディスプレー、MSI「G244F E2」レビュー

2024年01月25日 11時00分更新

文● 飯島範久 編集●ASCII
提供: エムエスアイコンピュータージャパン

 最近のディスプレーは27インチクラスが人気の傾向だが、ゲーミングに関してはまだまだコンパクトな24インチクラスのディスプレーが好まれることも多い。プレイするゲームにもよるが、画面全体を把握しやすく視点移動も少なくて済むため、プロゲーマーにも愛用されているサイズだ。

 そんな根強い人気の画面サイズのゲーミングディスプレー「G244F E2」がエムエスアイコンピュータージャパン(MSI)から発売された。23.8インチフルHD解像度で、RAPID IPSパネルを採用しているところが特徴。しかも、2万円台前半と購入しやすい価格というのも魅力だ。

RAPID IPSパネル採用で高速駆動と高画質を両立

「G244F E2」は3方がスリムベゼルになっており、複数台を並べて使うというのもあり

 液晶パネルにはいくつかの方式があるが、一般的にIPSパネルは高画質、発色がいいとされている。ところが応答速度はそれほど速くなく、ゲーミングディスプレーとしては不向きだった。

 そこで、応答速度を改善したのがRAPID IPSパネルだ。MSIはこのRAPID IPSパネルを採用したゲーミングディスプレーを数多く発売しており、高画質でゲームが楽しめる環境を提供してきている。

「G244F E2」も、このRAPID IPSパネルを採用。23.8インチのフルHD解像度で、応答速度は1ms(GTG)を実現。リフレッシュレートが180Hzなので、一瞬の表示が生死を分けるFPSゲームをプレーするにも十分なスペックを有しており、残像感の少ない映像でゲームを楽しめる。

 色域はsRGBカバー率が93%、DCI-P3カバー率が88%とクリエイティブ向けにはやや届かないものの、輝度は300nit、コントラスト比が1000:1で最大表示色は約1677万色と、不足のない製品になっている。

 画面のカクつきを抑える同期機能としてはAdaptive-Syncに対応。暗いシーンで視認性を高めるナイトビジョン機能にも対応し、より残像感を低減するアンチモーションブラー機能も備えており快適なゲームプレイが可能だ。

ナイトビジョン機能の「AI」は、表示内容に合わせてAIによる暗部のみ明瞭化補正が行われるので、明るい部分が白飛びするようなことはない

 また、目の疲れを低減するブルーライト軽減機能はもちろん、ちらつきを抑えるアンチフリッカー機能も備える。いずれも第三者機関のTÜV Rheinlandの認定を受けており、目に優しく長時間安心してゲームがプレイできる仕様になっている。

 一方で、価格が抑えられているためか、調整機能はチルト機能しか備わっていない。細かく角度調整したいという場合は、VESA75に対応しているので、別途ディスプレーアームを用意して利用するといいだろう。

チルト機能は-5°~20°と一般的

 OSD画面は、スティックタイプのナビキーを採用。直感的な操作が可能で非常に使い勝手がいい。この操作性はすべてのディスプレーに採用されてほしいと筆者は思う。

背面に手を回しての操作がやりやすい

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