従来モデルよりもライトの速度が大幅に向上
ここからはCT2000T500SSD8JPを、Core i9や、Z790搭載マザーボードなどで構築したテストマシンに取り付けて、その実力を定番ベンチマークで確認していこう。
【検証環境】 | |
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CPU | インテル「Core i9-13900K」 (16コア/32スレッド、最大5.80GHz) |
CPUクーラー | 本格水冷(EKWB「EK-Quantum Velocity2 D-RGB - 1700」、360mmラジエター) |
マザーボード | MSI「MAG Z790 TOMAHAWK WIFI」 (Intel Z790、ATX) |
メモリー | Crucial「CT2K16G56C46U5」 (16GB×2、DDR5-5600) |
ストレージ | Crucial 「T500 Gen4 NVMe SSD 2TB(CT2000T500SSD8JP)」 (2TB M.2 SSD、PCIe 4.0) |
ビデオカード | MSI「GeForce RTX 4070 GAMING X TRIO 12G」 (GeForce RTX 4070、12GB GDDR6) |
電源ユニット | FSP「Hydro PTM PRO ATX3.0(PCIe5.0) 1000W」 (1000W、80PLUS PLATINUM) |
OS | Microsoft「Windows 11 Pro」(23H2) |
まずはCT2000T500SSD8JPに、何もデータを書き込んでいない状態のパフォーマンスを「CrystalDiskMark 8.0.4」でチェックした。するとシーケンシャルリードは7100MB/秒、シーケンシャルライトは6800MB/秒と公称値には届かなかった。
しかし、Crucial P5 Plusの以前のレビュー(1TB、NVMeモード)からは、リードは約300MB/秒、ライトは約1800MB/秒も向上している。ランダムアクセスも、Crucial P5 Plusではリード約2800MB/秒、ライト約2500MB/秒だったが、リードが約4800MB/秒、ライトが約5400MB/秒と大幅に向上している。
もうひとつの定番ストレージベンチマーク「ATTO Disk Benchmark 4.01.0f1」でも確認すると、シーケンシャルリードはI/Oサイズ256KBから6GB/秒台に達し、2MBで最大速度となっている。ライトは128KB以上で、ほぼ最大速度に達している。
ここでもCrucial P5 Plusからしっかりとパフォーマンスアップし、最大リードは6.39GB/秒から6.61GB/秒、ライトは4.66GB/秒から6.39GB/秒になっている。また、最大速度には、より小さなIOサイズで達しているのもポイントだろう。
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