完全ワイヤレスのフラッグシップ機が進化して第4世代に
発売日/価格決定、ゼンハイザー、LC3やaptX Losslessに対応した「MOMENTUM True Wireless 4」
Sonova Consumer Hearing Japanは1月9日、「MOMENTUM True Wireless 4」を発表した。
追記:3月1日の発売が決定。2月15日から予約を受け付ける。店頭での予想価格は4万9940円。また、同製品の発売を記念して、本体プラス1000円程度で買えるBluetoothドングル「BTD 600」(予想実売8580円)とのバンドルセットも用意している。セール期間は4月1日まで。なお。AuracastやLE Audioの機能については、発売以降のファームウェアアップデートで対応予定だという。
フラッグシップ機が刷新
MOMENTUM True Wireless 4は、2022年発売のMOMEMTUM True Wireless 3(以下MTW3)の後継機種で、完全ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデル。音質を中心に進化させている。自社開発で直径7mmのダイナミック型ドライバー(TrueResponseトランスデューサー)を採用。3~5kHzの帯域をクリアにしたほか、8kHz部分のピークをマイルドにするといったチューニングを施している。中高域の解像感が増し、より広い空間再現が可能だという。
Snapdragon Soundにも対応。Bluetoothチップ(型番非公開)も最新のものとなり、aptX Adaptiveに加え、aptX Lossless、LE Audio(LC3コーデック)にも対応する。LC3を使用すれば、SBCと同等の音質を半分のビットレートで実現できるという。通話性能、低遅延、途切れにくさ、省エネ性能なども進化している。
ハイブリッド型で、かつアダプティブなノイズキャンセリングにも対応。ここはMTW3も同様だが、新マイクの採用によってさらに精度が高まったという。ノイズフィルターのデザインもアップグレードし、自然で高性能なノイズキャンセリングが利用可能となった。音質を損ねない点に配慮しながら静寂感を出すことにこだわっているという。新マイクの採用によって、外音取り込み機能も自然となった。残留ノイズなども低減している。無段階調整も可能。
通話品質では、MTW3の機能を継承。ノズル内にマイクを設置したイヤーチャンネルマイクで低域を広い、耳中や頭部の振動を加味した集音が可能。さらにSnapdragon Soundの機能を利用した集音時のノイズキャンセリングも利用できる。バーチャルコール技術で、相手の声が頭内ではなく前方から立体的に聴かせられる点は疲れにくさにつながるという。
バッテリーも強化。本体のみで最大7.5時間(ケース充電併用で最大30時間)の連続再生が可能。MTW3との比較で合計2時間増したほか、ANCオンでも7時間持つ。バッテリープロテクションモードを持ち、長期間使用した際でもバッテリーのパフォーマンスが低下しづらい仕様になっているという。8分の充電で1時間の再生ができる急速充電機能も持つ。ワイヤレス充電にも引き続き対応する。アンテナも最適化し、受信範囲を拡大。それ以外の送信電波に対する耐性も上がった。片耳使用の切り替えも速くなっている。フィンやイヤーチップの交換で装着性の調節が可能。SmartControlアプリのフィットテストで装着状態を確認できる。また、サウンドゾーン、サウンドチェック、サウンドパーソナライズなどの各種機能が使える。
このほか、マルチポイント接続、イヤホンを外すと自動で再生が止まるスマートポーズ機能に対応。防滴防塵もIP54に改善している。エコモ意識し、パッケージ容量が52.6%カット、重量も49.0%カット。コンパクト化したという。全体を通して、MOMENTUM TrueWireless 3の機能が強化されている。
価格はオープンプライスで発売は3月ごろになる見込み。カラーはシルバーとグラファイトブラックの2色展開だ。
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