週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

今後は募金を装うフィッシング詐欺などにも注意

X/Twitterでインプ稼ぎの地震デマやリポスト多発。情報収集は公式アカウントで

2024年01月04日 09時00分更新

フェイク画像・動画にも注意

デマポストや無意味なリポストが発生中

 元旦に起きた能登半島地震は能登地方で震度7を記録し、大津波警報も発令されました。こうした災害時は情報収集にSNSを利用する人も多いかと思いますが、現在のX(Twitter)では広告収益分配を狙ったデマやリポストが多発していますので注意が必要です。

 地震に関する自治体や各種公式のポストなどに対して無意味なリポストが大量に投稿されています。これは、注目されているポストにリポストして閲覧されることでインプレッションを高め、Xからの広告収益分配の金額を少しでも増やしたいと考える人たちが大量に発生しているためです。

 これまで水害時などに自治体アカウントへの直接報告をきっかけとした救助活動が実施されたこともありましたが、今回は重要な情報が大量の無意味なリポストに埋もれてしまう恐れがあります。

フィッシング詐欺にも注意

 そして、“●●市▲▲町に住む家族が逃げ遅れているので助けてほしい”といったデマポストを発信することで注目を集めようとするケースも確認されています。震災関連募金を装った詐欺行為が登場することも予想されます。

 また、ライブ配信のコメントなどに記載されたURLにも注意が必要です。実在する団体・組織に見せ掛けた偽Webサイトに個人情報を入力させて窃取するフィッシング詐欺の恐れがあります(Androidの場合は不正アプリのインストールも)。

 今後しばらくは衝撃的なつぶやきに反応するのは避けて、閲覧は公式アカウントのポストのみに限定するといった行動が対策となります。

 なお交通情報が欲しい際は、トヨタが通行実績や交通規制情報ほかをもとにした「通れた道マップ」を公開中です。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう