そうとう時間にクリティカルな生活でもしていない限り、昨今のスマートフォンを日常的に持ち歩いている生活なら、腕時計なんかなくてもほぼ困ることはない。実は何の役にも立たない長く愛用していたフォッシルの「腕・日時計」のグノモン(gnomon:ノーモンとも言う)と呼ばれる三角形の根元が経年変化で折れてしまった。
ストリートブランドで有名なステイプルとフォッシルのコラボ
限定版「腕・日時計」を衝動買い
グノモンとは、日時計の文字盤の中央近くに垂直に立っている時刻を影で指し示す棒代わりの部品だ。シンプルな棒状のモノでも問題はないが、見栄えの重要な昨今は三角形の形をしたモノやそれに少しデザイン性を加えたモノも多い。言ってみれば日時計の日時計である証明のような、アイコニックな重要部分だ。
ゴム系のグノモンを採用していた筆者のフォッシルの腕・日時計だが、今のところはやむなく瞬間接着剤で固定して何とか外観は保っている。何の役にも立たないが、気に入っていたガジェットなどで再購入しようとフリマやオークションを探してみたが、同じものは意外と見つからず見つかってもかなりの高額だ。
その代わりというのもなんだが、同じフォッシルが2022年に発売開始した第3世代か第4世代にあたるフォッシル公式オンラインストア限定だという腕・日時計を見つけた。今回の商品はストリートブランドで有名なステイプルとフォッシルのコラボ商品だ。
パッケージも従来の「シンプル イズ ビューティフル」なイメージからほど遠いかなり凝った装丁だ。鳩とSTAPLEのロゴを強調したパッケージを開けると、メタル製のフォッシル(化石)の卵が発掘される。そしてその卵を注意深く割ってみると、なかから最新の腕・日時計が登場してくるというストーリーだ。そのプロセスを楽しめるか、面倒だと感じるかは個人差だろう。
筆者が手に入れたのは3種類用意された外観カラーの中の「ビジョングレー」と呼ばれる、グレーを基調とした比較的落ち着いたカラーリングのモデルだ。腕時計のサイズは、少し大きめの直径44mm。ムーブメントは機械式の自動巻き。ケースはステンレススチール製で裏ブタは赤い「鳩」付きのシースルーバックだ。そして防水性能は10気圧防水。
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