Acoustune初のUSB DACも登場予定
Acoustuneは、展示会で何度か披露されてきた「HS2000MX SHO MKIII」がいよいよ1月になることを公表。実売42万円程度と高価だが、第1弾、第2弾と一定の売れ行きがあるのだという。なお、付属する「ARX500」ケーブルは単体売りも予定しており、実売価格は5万円程度になるという。
Acoustuneは3万円前半のUSB DAC「AS2002」も開発中とのこと。仕様はまだ未確定でこれから詰めていくとする。気になるのは搭載するDAC。あまり採用されていない特殊なメーカーとのことだが、一体どうなるのだろうか?
Hibyの世界初披露プレーヤー
Hibyのハイレゾプレーヤー「R8 II」は世界初出展。実売価格は30万円台の半ばになる見込みで、Rシリーズの上位モデル「RS」から技術を流用。DACは同社独自開発のMPAを搭載する。3.5mmと4.4mmのヘッドホン出力を装備している。
さらにHibyのサブブランド的な位置付けの“HIBY DIGITAL”の製品となる「m300」も展示されていた。こちらはワイヤレスを含む接続で気軽に音楽を聴くためのプレーヤーと案る。実売価格は3万円台程度を見込んでいるようだ。
SHANLING EC Mini
デスクトップオーディオや据え置き型製品にも力を入れているSHANLING。「EC Mini」は、トップローディング型の「EC3」に続くCDプレーヤーだ。しかもローディング方式は懐かしいスロットインタイプ。バッテリー内蔵で最大7.5時間のCD再生が可能。とはいえ、ただのポータブルCDプレーヤーではなく、4.4mmのバランス駆動用端子やBlurtooth、USB DAC機能、プリアンプ機能なども搭載。MQA-CDのハイレゾ再生(ハイレゾCD)にも対応している。コンパクトサイズでデスクサイドにも置きたい製品だ。実売価格は6万円前後。
iFi audioとXI AUDIOの新製品など
トップウィングのブースでは同社が取り扱う海外ブランドの製品が並んだ。目新しいものは少なめだったが、発売日などが決定し、超ハイエンド製品を最終もしくはそれに近い形で体験できた点が見どころだろう。
iFi audioで注目は11月から受注生産している「iCAN Phantom」。真空管を使用し、ブランドではフラッグシップとなるアナログヘッドホンアンプだ。対応するヘッドホンの幅が広く、高感度のイヤモニから静電型ヘッドホンまで1台で対応できる。SDカードの差し替えで様々なメーカーの静電型ヘッドホンに適したバイアス電圧に変えられる。価格は66万円。
XI AUDIO(イレブンオーディオ)の「SagraDAC」(66万円)と組みあわせ、STAXのヘッドホンで聴いてみたが、割合ふくよかでゆったりと中域中心に聞かせる傾向。回路も後段が独立しており、通常のヘッドホンアンプ部につなぐ場合とはキャラクターが異なるようだ。1台でオールマイティに使える製品でもある。
11月に発売したばかりのiFi audio「NEO iDSD2」も展示。前モデルとの比較試聴が可能だった。aptX Losslessなど最新仕様に対応。ほかにも出力が5倍アップ、多数のアップグレードと業界初を贅沢に盛り込んだ製品。DAC&ヘッドホンアンプだ。縦置きと横置きの両使用が可能。価格は15万4000円。
XI AUDIOの日本未発売ヘッドホンアンプ。「Broadway」はフルバランスかつディスクリートで組んだA級アンプを内蔵。「BroadwayS」はシングルエンドのA級アンプ。低インピーダンスのヘッドホンや高感度IEMに適したものだという。XI AUDIOの「K-DAC」と組み合わせて試聴できた。価格などについては未定。
過去何度か出展されて注目されていたLotooの「Mjolnir」(ミョルニル) の発売日と価格も決定。据え置き型のデジタルオーディオプレーヤーだ。専用ケース付きで、148万5000円で1月15日発売とのこと。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります