赤茶青軸で選べる高品質メカニカルキーボード「CD108」「CD87」が買いだ

2023年12月26日 11時00分更新

当然ゲームもOK！　キースイッチ交換も容易

　製品コンセプトとしては、もちろん文字入力向けの「CD108」および「CD87」なのだが、やはりここはゲームにも使ってみたい。ということでキーボード操作がメインのゲームをいくつかプレイしてみたが、もちろん違和感はまったくなし。

　ただ両製品を比較してみると、やはり赤軸採用の「CD87」のほうがアクチュエーションポイントが浅めの印象。キー操作がシビアなゲームのプレイを考えているなら、マウスとの距離が離れないテンキーレスかつ、赤軸モデルがおすすめだろう。

キー入力を主眼にした両製品だが、ゲームプレイにも支障はなく快適なプレイが可能

　最後に、試しにキートップとキースイッチを外してみることに。

　付属のキーキャップ／スイッチプラーを使うことで、キーキャップは容易に外せた。キースイッチについてはやや慣れは必要だが、キースイッチ上下部分にあるツメをキースイッチプラーでつまみながら引き抜ければ、これまた容易に外せる。

　キースイッチを交換するというのはなかなかマニアックであり、そうそう発生することでもないのかもしれないが、故障やキータッチのテイストを変えたいときにいつでも交換可能だと把握していれば、安心感を持ちながら気兼ねなく打鍵しつつ日々の仕事をこなしていけることだろう。

　また、たとえばあまり使わないが誤タッチしがちなキーだけ重めのキースイッチに変更してミスタッチを防ぐというような小ワザを使うことも可能だ。

付属のキーキャップ／キースイッチプラーでキートップとキースイッチを外す。筆者のような素人でも意外に普通に外せる容易さ

業務効率アップを目指すあなたに

　パソコンを日常使いする我々にとって、キーボードの使い勝手はいいに越したことはない。もちろん「使い勝手」についての基準は人それぞれだろうが、まずは有線接続、日本語・JIS配列という「基本に忠実」というところを重視する人も少なくないと思う。業務効率の改善を狙ってキーボードの乗り換えを考えるなら、まずは突飛でない使い勝手が効率に寄与するからだ。

　「CD108」と「CD87」はその基本をクリアしながら、購入時にキースイッチを選択できたり、場合によってはキースイッチの自己カスタマイズも可能だったりと（ガジェット心をくすぐりつつ）使い勝手の良さも備えている。

　打鍵時の静粛性の高さも、在宅仕事が多くなっている昨今のビジネスパーソンにとって有効なポイントとなるだろう。WindowsとMacに両対応するというのもまた、仕事で活躍する幅を広げてくれる良ポイントだ。

　気になる価格は、プリンストン直販サイトで「CD108」が1万6580円（税込）、「CD87」が1万5580円（税込）となっている。仕事に励む自分への投資として購入できるちょうどいい価格帯であり、オフィスや自宅でキーボード周りに何らかのストレスを抱えているようなら、仕事を捗らせるメカニカルキーボードの選択肢の1つとして、ぜひ購入を検討していただきたいものだ。