文字入力重視の機能と、質実剛健で渋い外見もGood
キー配列は「JIS配列」で、仕事で使いたい人が導入する場合でも違和感なく使い始められるだろう。パソコンとの接続はUSB Type-Cによる有線接続なのだが、ケーブルはキーボード直付けではない。本体からケーブルを取り外せる仕様になっている。
もちろん接続用のUSB Type-Cケーブルは付属しているが、自分の使う環境に合わせた長さのケーブルや、気に入っているカールコードなどを使えるので、机上のインテリア統一に凝っている人にとっては都合が良いだろう。また、WindowsとMacに両対応し、OSによるキー配列の違いはモード切替え機能によってそれぞれ任意に切り替えできる。
全体的に質実剛健な仕様も歓迎したい。たとえばゲーミングキーボードにありがちなカラフルなLEDが点灯/点滅するようなギミックは搭載しておらず、デスクワークメインで使いたい人にとってはいい意味で無難。また外見も黒をベースにした本体にグレーのキーキャップが非常に渋い。頼れる「仕事道具感」としての存在感は完璧だ。
付属品は、先に触れたUSB Type-Cケーブルに加え、キーキャップおよびキースイッチを取り外すための治具(キーキャップ/キースイッチプラー)、そしてちょっと珍しいダストカバー。ダストカバーは製品にかぶせる透明のカバーで、タイプしないときに装着しておくことでホコリやゴミが本体内に侵入するのを防ぐ。
フル or テンキーレス
両製品の共通項はこのような感じだが、相違点は当然ながらそのサイズとキーの仕様だ。
フルサイズメカニカルキーボード「CD108」シリーズは、幅438.5×奥行136高さ41.6mm、重さは約1250g。日本語配列で112キーのいわゆるフルサイズレイアウトとなっている。テンキーありのフルキーボードとしてオーソドックスで、違和感なく切り替えて使い始められるだろう。
一方、テンキーレスメカニカルキーボード「CD87」のサイズは幅358×奥行136×41.6mm、重さは約1100g。いわゆる80%キーボードと呼ばれるサイズ感だ。こちらも日本語配列で91キーJIS配列。ノートPCから単体キーボードに乗り換えるような人にはこちらがおすすめだ。
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