技術が急速に発展する一方、社会の受容は課題に
こうして生成AI技術そのものがすさまじい速度で発展する一方、大きな課題として残っているのは世の中の受容です。
たとえばボーカリストのDAOKOさんが参加しているバンドQUBITの新曲「Mr.Sonic」MVは、まだまだ制限の多い生成AIの動画を工夫して作られている斬新な内容になっています。しかし、YouTubeやX(Twitter)のコメントを見ると、MVに画像生成AIを使ったことを批判する声が海外からも少なくありません。
一般ユーザーのなかにはまだ、適法かどうかというより、AIに対する感情的な忌避感が強い人もいるという印象です。
生成AIについて現行法で基本的に運用することを決めた日本では、良かれ悪しかれ、法的には大枠についての結論がまとまりつつあります。今後の運用に向けて、法解釈の細かい議論に移りつつある印象ですが、それとはまた別に、社会的に生成AIがどう受容されるのかは、来年以降も引き続き課題になりそうです。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります