週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

デジタルサービス企業への転換を目指すリコー、課題は経営陣の信頼、ひとりよがりの論理

2023年12月04日 09時00分更新

ワークプレイスサービスプロバイダー

 大山社長兼CEOは、リコーの強みを、オフィスプリンティング事業で培った世界140万社の強固な「顧客基盤」、地域密着の販売およびサポート網による「顧客接点」、課題解決に向けて提供している自社製品やサービスによる「自社IP」の3点をあげる。そして、これを生かすことで、「ワークプレイスサービスプロバイダー」を目指すと宣言した。

リコー 大山晃社長兼CEO

 ワークプレイスとは、リモートワークなどによって変化した新しい働く場を再定義した言葉である。

 かつて、OAという言葉を作ったリコーが、ワークプレイスサービスプロバイダーという新たな領域で、リーダーを目指すことになる。今回の「企業価値向上プロジェクト」の追加施策は、それを実現するために、より大胆な構造改革に挑むことを示したものだといえる。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事