カウント機能でもゼロ点補正が使える!
カウント機能は、1個当たりの平均重量を記憶し、g/kg単位ではなく個数で表示してくれるという機能です。
使い方は、まず水平な位置に置いて電源をオン。続いてカウントボタンを3秒ほど長押しします。すると「25」という表示になるので、対象を25個数えて乗せます。
この状態でもう一度カウントボタンを押すと、1個当たりの重量を記憶してくれます。後は、個数を数えたいぶんの量を乗せればOKです。
クリップは1個当たり約0.4gと比較的重たかったので、最初に乗せる数を25個にして試しましたが、より軽いものを数えるときは、50個、75個、100個と数を増やす方がより正確になります。
もう少し軽い物として、インサートナットの数も数えてみましょう。こちらも1個当たり約0.11gと軽過ぎはしないので、25個で試してみました。
ただし、計量皿にそのまま乗せると転がり落ちてしまうことも。そこで、別途トレーを用意しました。カウント機能でもゼロ点補正はできるので、トレーのぶんは差し引けます。
手順としては、まずは計量皿に空のトレーを乗せて、ゼロ点補正(0表示)ボタンを押下。続いてカウントボタンを3秒ほど長押しし、カウント機能に切り替え。トレーにインサートナットを25個乗せ、最後にカウントボタンを再度押せば完了です。
1個の重量が最小単位より大きいため、少ない数でも結構正確にはかれます。例えば5個だけ乗せてみても、ちゃんとカウント数は5となりました。
1個当たりの重量が更に小さくなるとどうでしょうか。3mmのガラスビーズで試してみましょう。
1個当たりの重量は約0.03g。ただし個体によるバラツキが大きいので、最初に乗せる数は50個まで増やしました。数を増やせば平均重量に近くなり、より正確に数えられるようになるからです。
最初に乗せる数の変更方法は、カウント機能に切り替えた後、g/kgボタンを押すだけ。押すたびに、25から50、75、100と変わり、再び25に戻ります。
あとは50個数えて乗せ、カウントボタンを押せば準備完了。今回購入したビーズは約15g入りとの事でしたが、数にすると約527個ということが分かりました。
なお、カウント機能は基本的に同じものの数を数える機能です。ビーズのように重量誤差が大きいものを数える場合は、正確に数えられません。おおよその数となる点は、肝に銘じておきましょう。
気になるものをいくつか取り出してみましたが、このくらい差がありますからね。
(次ページ:部品の個数確認などに活用したい)
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります