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障がい者アートのバーチャル展覧会、グリー子会社と神奈川県

2023年11月29日 17時00分更新

 グリーの子会社であるREALITY XR cloudは11月29日、神奈川県が進める「ともいきメタバース推進事業」を受託し、スマホ向けメタバース「REALITY」上で第1回「かながわ“ともいきアート”ワールド」を、11月29日~12月13日の期間限定でオープンすることを発表した。

 神奈川県では、障がいのある人の社会参加の可能性を広げるため、メタバースの活用の検討や、「ともいきアート」(障がいのある人によるアート作品)を広めるためのプロジェクトを推進している。同社はその取り組みの一環として、障がいのある人を対象としたメタバース空間の利用や技術習得を目的とし、アバター作成やデジタルアートの作り方を学ぶ講習会を実施してきた。

 かながわ“ともいきアート”ワールドは、全国障がい者週間(毎年12月3日〜12月9日)に合わせ、REALITY上に開設したバーチャル展覧会。個性豊かな魅力あふれるともいきアート作品の数々をデジタル展示する。ワールド中央の巨大スクリーンでは、これまでのともいきメタバース講習会をはじめとする共生社会の実現に向けた取り組みを紹介する動画を再生する。

 また、第2回かながわ“ともいきアート”ワールドの開催を、2024年2月に予定しており、ともいきメタバース講習会で制作された作品を含む多数のともいきアートを展示予定。なお、今回の第1回においても、ともいきメタバース講習会の作品の一部を先行公開している。

 さらに、12月8日13時30分より、神奈川県共生推進本部室による配信イベントを開催し、各種取り組みやともいきアートを紹介するなど、本ワールドの魅力を伝える。「ともいきメタバース講習会」の講師を務める、デジタルハリウッド大学大学院 客員教授 白井暁彦氏や同講習会参加者も登場する。

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