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AIの早川徳次がシャープペンシルを手渡す

シャープがプライベートショーで披露した、本当はまだ見せたくなかった技術とは?

2023年11月20日 08時00分更新

AIアバターが説明員として、健康のアドバイザーとして登場

 AIに関する展示も相次いだ。

 なかでも、SHARP Tech-Dayにあわせて発表したシャープ独自のエッジAI「CE-LLM」を活用した展示に関心が集まった。

 CE-LLMは、ChatGPTなどの生成AIとは異なり、ネットワークを介すことなく、それぞれの端末のなかで、様々な処理を行うため、リアルタイム性が高まり、より自然なコミュニケーションを実現することができるのが特徴だ。

 会場では、CE-LLMを活用したAIアバターがバーチャル説明員としてSHARP Tech-Dayの展示内容を紹介したり、ヘルシオホットクックと会話を楽しみながら家電をコントロールしたり、エクササイズの結果をもとにAIヘルスケアトレーナーが対策をアドバイスしたりといった展示が行われた。

SHARP Tech-Day

AIアバターがバーチャル説明員としてSHARP Tech-Dayの展示内容を紹介

SHARP Tech-Day

エクササイズの結果をもとにAIヘルスケアトレーナーが対策をアドバイス

 シャープでは、家電とネットワークを接続したAIoTを実用化しており、洗濯機や冷蔵庫、オーブンレンジなど、12カテゴリー877機種のAIoT家電を発売。すでに数100万台がネットワークに接続され、家電と対話するなどの用途でAIを活用している実績がある。

 「今後、AIoT家電をはじめとして様々なデバイスがAIの入口になり、出口の役割を果たすことになる。AIoTでシャープが目指してきた世界が、CE-LLMによって、第2フェーズに入ることになる」と種谷CTOは語る。

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