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ファミコンの外付けコントローラーをレトロPCで使用可能にする変換基板

2023年11月16日 10時00分更新

 ファミコン用の外付けコントローラーを改造することなくレトロPCに接続できる変換基板「FAMSX」が家電のケンちゃんにて取り扱い開始。技術系サークルCOSAELによる同人ハードウェアで、価格は780円だ。

ジョイボールなどのファミコン用外付けコントローラーを変換、MSXなどで使えるようにする基板。製品は基板のみのキット版だ

 D-Sub 15pinのファミコン用外付けコントローラーをMSXやX68000、FM TOWNSといったD-Sub 9pin搭載のレトロPCで使用するための変換基板。コントローラー自体の改造が不要なため、手軽に使用できるのはもちろん、今後ますます希少性が高くなるであろうファミコン周辺機器を傷つけずに済むメリットもある。

 ジョイボールやレーザーコマンダーなどの標準的な外付けコントローラーに対応し、「パックス・パワーグローブもおそらく動作可能」という。理論上のレイテンシーは16ms以下程度で、コントローラー側が連射機能やメモリー機能を搭載している場合は、それらの機能もほぼそのまま使用できるとされる。

完成品はこちら。組み立てるには、追加のパーツを別途購入して工作する必要がある

D-Sub 15pinのコントローラーをD-Sub 9pinに変換する。ただし使用できない機種がある点には注意

 製品は基板のみで、ロジックICやコンデンサー、抵抗、コネクターなどの必要パーツを別途購入し、はんだ工作で組み立てる必要がある。また、セガ・マスターシステム以前のゲーム機や純正ATARI規格など8番pin GNDのコンソールについては、中継ケーブルを加工することで対応が可能とのこと。

 なお、光速船/Vectrexや中国製ファミコン互換機、ぴゅう太、3DOなど、D-Sub 9pin規格のコネクターを搭載していても非対応の機種がある点には注意が必要だ。

【取材協力】

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