週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

ChatGPTで収益化も可能「GPT ストア」を11月末に立ち上げ

2023年11月13日 11時55分更新

 OpenAIは11月6日(現地時間)、開発者向けイベント「OpenAI Dev Day 2023」において、誰でも同社のチャットAI「ChatGPT」をカスタマイズして独自のバージョンを作成できる「GPTs」を発表。さらに作成したGPTを公開・販売できる「GPTストア」を11月末にオープンすることも明かした。

単機能のGPTを選んで使用する

 「GPTs(GPTの複数形)」は、「子供に算数を教えるGPT」、「ステッカーをデザインできるGPT」といった特定の目的のために作成されたChatGPTのカスタムバージョンである「GPT(単数形)」を作成し、他のユーザーと共有できる機能だ。

 ユーザーは最適な「GPT」を選択し、自由に利用することができる。

GPTの作成にコーディングは不要

 「GPT」は用意されたものを利用するだけではなく、「GPT Builder」を使って作成することも可能だ。

 驚くべきことに、作成にコーディング知識は不要、ただ「◯◯ができるGPTを作って」のように自然言語で指示し、必要に応じて追加知識を与え、検索や画像作成といったできることを選択するだけだ。

収益化可能な「GPTストア」は11月末にオープン

 OpenAIは11月末、検証済みのビルダーによるGPTを集めた「GPTストア」を開始することも発表。ストアの詳細はまだ発表されていないが、カテゴリーに分類され検索も可能になるようだ。

 さらに、今後数ヵ月のうちに公開したGPTの利用数にあわせて収入を得ることもできるようになるという。

 なお、現在「GPT」を利用できるのは、ChatGPT Plusおよびエンタープライズユーザーのみになっているが、近日中に無料ユーザーにも公開される見込みだ。

 OpenAIのこの試みが成功すれば、今後ユーザーはChatGPTそのものではなく、目的にあわせたGPTを切り替えながら利用していくことになりそうだ。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります