GeForce RTX 4070 Laptop GPU搭載の4KノートPC
ゲームもクリエイティブも楽しめる「Stealth 17 Studio A13V」が快適すぎた
ノートPCのジャンルとしては、モバイルに特化したもの、ゲーミングに特化したもの、そしてクリエイティブな作業に特化したものと大きく分けて3タイプがある。モバイルだと、軽さとバッテリーの持ちが重要なため、消費電力の多い高性能なシステムには振れない。一方、ゲーミングやクリエイティブは、パワフルなマシンであることが重要になる。ゲーミングは画面のリフレッシュレートの速さ、クリエイティブは正確な色味を表現する広色域のディスプレー搭載がキモだ。
そのため、ゲーミングとクリエイティブとは大きく離れていないものの、両立するには広色域で高リフレッシュレートなディスプレーの搭載が必要となり、少々ハードルは高くなる。
そうした中で、エムエスアイコンピュータージャパン(MSI)は、ゲーミングとクリエイティブを両立したクリエイティブゲーミングノートPC「Stealth 17 Studio A13V」シリーズを8月に発売した。従来の「Stealth GS77」シリーズをコンセプトとした“薄型フラグシップデザイン”を踏襲。ハイエンドなモデルに仕上げている。そんな「Stealth 17 Studio A13V」シリーズをお借りしたのでさっそくレビューしていこう。
4K解像度で120Hz駆動、DCI-P3相当の広色域ディスプレー採用
まずは外観から。「コアブラック」のボディに包まれたStealth 17 Studio A13Vは、サイズが397.6×283.5×20.8mm、重さが2.8kg。Stealth GS77シリーズの薄型デザインを踏襲しており、一般的なゲーミングノートPCと比べてスタイリッシュである。
17.3インチの大画面はさすがに迫力があり、4K解像度(3840×2160)ドットで120Hz駆動のリフレッシュレートを実現したディスプレーは、DCI-P3相当の広色域ということもあり、非常に発色がいい。
キーボードはSteelSeriesとコラボレーション開発したRGBライティング機能付き高耐久ゲーミングキーボードを採用。テンキーも備え、キートップはアイソレーションタイプ。一部に幅が狭いキーもあるが、概ねタイピングしやすくなっている。タッチパッドも広く非常に滑らかで、微細な操作もしやすい。ゲームやクリエイティブな作業をする人たちはマウスを使うことが多いと思うが、タッチパッドでの操作でもいけそうだ。
CPUは、第13世代インテルCore i9-13900Hプロセッサー(6P+8Eコア/20スレッド、最大5.4GHz)を採用。GPUは、NVIDIA GeForce RTX 4070 Laptop GPUを搭載し、メモリーは64GB DDR5、ストレージは1TB NVMe SSDと余裕のスペックだ。
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