誰にもなんらかの目標はあるものだが、問題は、それを達成できる人とできない人とに分かれるということである。なかなかシビアな話だけれども、残念ながらそれは現実だ。しかし、そもそも達成できる人とできない人との違いはどこにあるのだろう?
その点について『目標達成トレーニング』(大高弘之 著、アチーブメント出版)の著者は、「達成する人は、目標に対してあきらめず、行動し続けている」のだと述べている。いたって当然の話ではあるけれども、それを続けられない人がいるからこそ、できる人とできない人との間に差が生まれてしまうのかもしれない。
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目標達成トレーニング |
そこで本書においては、目標達成を目指そうというときに、“小さな達成”を積み重ねていく方法を紹介しているのである。ちなみに著者は、上場食品商社、外資系人材派遣会社、外資系生命保険会社を経て、人財育成および中小企業経営者教育を行うアチーブメント株式会社に入社。トップセールス、トップコンサルタントとして活躍した実績を活かしつつ、トレーナーとして20年間でのべ3万人以上、年間160日以上の研修、講演をしているという人物。
本書はそうした実績をベースとしたものであるわけだが、まず注目すべきは「目的と目標の違い」に焦点を当てていることである。端的にいえば、目標は通過点にすぎないというのだ。
「目的」を遂げるために「目標」があるので、達成とは目を吊り上げて心身を削りながら必死に取り組むものではありません。あなたがより幸せになるために、人生をコントロールしていくために、当たり前のように毎日おこなうものです。(18ページより)
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