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NTT島田社長、ドコモのネットワーク対策で「できるだけ早く100%、いや120%に」とハッパをかける

2023年11月07日 15時50分更新

 NTTとNTTドコモは7日、2023年度第2四半期決算会見を開催。その中で両社トップが、品質低下への対策が進められているドコモのネットワークについて、質疑応答で言及した。

 NTTグループの持株会社であるNTTの島田 明社長は、300億円の追加投資による対策が進んでいるドコモのネットワークについて、「まだ一部で課題があるのは事実」と現状を認める。また、東名阪の大都市を中心とした全国2000ヵ所以上のスポットと鉄道動線での対策で、今年12月までに90%以上(9月末時点で約70%)の完了予定としているドコモに対して、「できるだけ早く100%、いや120%まで上げるように」と発言した。

 その後に登壇したNTTドコモの井伊基之社長は、現在実施中の対策についてあらためて説明。また、通信品質の確認に用いるアプリの数を増やすなどして、品質低下の把握と対策実施のサイクルをさらに進めるとした。

ドコモ井伊社長

 また、前述の島田社長の言葉について問われた井伊社長は「島田社長から激を飛ばされた」と苦笑気味にコメント。「苦情が出る前に先に手を打ちなさい」という内容と理解し、「(品質低下に対して)後追いになっている現状を反省して、しっかり対策していきたい」と説明した。

 

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