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動画の質がグンと上がる!

「LumaFusion」で動画のテロップやタイトルなどのテキストを見やすく挿入しよう

2023年11月16日 09時00分更新

見やすいテロップを作るためのコツとは

 テロップは視聴者が見やすいように、できるだけ読みやすく作りたい。しかし、自分なりにいろいろとテキストをいじってみても、どうもしっくりこないこともあるだろう。そこで知っておきたいのが、テロップを見やすくするコツだ。

●読みやすいフォントを選ぶ

 テロップの場合、シンプルで読みやすいフォントを選ぶことが基本となる。デザインに凝ったフォントも魅力的に感じるが、視認性が低く、読みにくいことも少なくない。そのため、通常は読みやすさを第一に考えてフォントを選ぶようにしよう。一般的には、太めのゴシック系が読みやすいとされている。

最も使うテロップには、視認性の高いフォントを使用する。上の画面は「ヒラギノ角ゴシック」を使った例。このような太めのフォントを使うと、視認性が高まる

 もちろん、デザインに凝ったフォントが悪いわけではない。演出上、「ここ!」というポイントとなる箇所で使えば効果的だ。そのため、むやみに使うのではなく、ベストと思われるポイントに使うようにしよう。

あまり視認性が高くないフォントでも、ここぞというときに使うと効果が高まる。シーンに合わせて、ベストなタイミングで使うようにしよう

●テキストの大きさと配置を考える

 テキストのサイズは、視聴者がストレスなく読める大きさを選ぶようにしたい。特に、スマホでの視聴を想定している場合、テキストが小さいと、ほとんど読めないということも起こりうるので注意が必要だ。

この画面のように文字のサイズを小さくしすぎると、スマホなどで視聴しているユーザーにはほとんど読めなくなってしまうので要注意だ

 テキストを配置する場所は、視聴者の目線を適切に導くことが重要となる。中央、下部、上部など、情報の重要度や内容に応じて適切に配置するようにしたい。また、文字と文字との間隔、文字と画面端との間隔などを適切に取ることで、テロップが読みやすくなる。

テキストは構図を考慮し、位置と大きさを調整して配置するといい。あまり隅のほうに配置すると、環境によっては読めない視聴者も出てくる。適度に内側に配置するようにしよう

●テキストの色を変更して視認性を高める

 テキストが背景色と同系色の場合、文字が背景となじんでしまって読みにくくなる。そんなときは、背景に応じて文字色を変更して視認性を高めるようにしたい。一般的には、暗い背景には明るい文字色、明るい背景には暗い文字色が効果的だ。

背景が明るければテロップ文字は暗め、背景が暗ければテロップ文字は明るめの色を選ぶのがセオリー。上側の画面は同系色のため読みづらく、下側の画面は明るい色にしたことで読みやすくなった

 しかし、背景が変わるたびにテキストの色を変えるのも面倒だし、色がコロコロ変わると、映像自体に落ち着きのない印象を与えてしまう。そこで、背景に影響されないテロップを作るには、枠線を付けたり、影を付けたりする方法がある。製作する動画のスタイルに応じて、いずれかを選択すればいいだろう。

テキストが背景と同系色のため、文字に明るい色の枠線を付けた例。これなら背景が同系色でも視認性を高められる。このように、枠線は明暗差がある色を選ぶといい

枠線以外では影(ドロップシャドウ)を使う方法もある。こちらもテキストや背景色と明暗差がある色を選ぶようにする。なお、設定は「影の色」セクションで変更できる

●テロップの表示時間を調整する

 視聴者が認識できるテロップは、1秒間に4文字程度とされている。つまり、テロップの文字数に応じて、テロップの表示時間を調整することも大切だ。また、話している言葉をそのまま文字にすると冗長になってしまうので、できるだけ要約したものをテロップにするようにしよう。

テロップの文字数に合わせて、クリップの時間を調整する。目安は1秒間に4文字だが、実際に再生してみて、無理なく読めるかを確認することが大切だ

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