アップルは11月6日、MacとiPad向けの音楽制作ソフト「Logic Pro」をアップデートし、「Mastering Assistant」などの新機能を追加した。
Mastering Assistantは、「リリース準備の整ったミックスにプロフェッショナルな最終の磨きを加える」という機能。ミックスが完成すると、オーディオを瞬時に分析し、ダイナミクス、周波数バランス、音色、ラウドネスといった要素を調整して、サウンドに専門的な改良を加えられる。
また、対応するオーディオインターフェイスと組み合わせて使用する場合、32ビットフロートレコーディングを利用でき、よりダイナミックな楽器や演奏をレコーディングする際に起こりうるデジタルクリッピングを最小限に抑えるのに役立つとする。
また、Mac版Logic ProではiPad版に導入済みのSample AlchemyとBeat Breakerが利用可能になった。Sample Alchemyでは、グラニュラー合成、加算合成、スペクトル合成などの様々なテクニックを使って、1つのオーディオサンプルを演奏可能な楽器に変換できる。
Beat Breakerでは、リアルタイムでオーディオを大胆に一新したりシャッフルし直したり、オーディオをスライスしたり、アレンジし直したり、スクラッチエフェクトを追加したりすることができる。
さらに、iPad版には、ユーザーがiPadの内蔵マイクを使ってサウンドを取り込み、カスタム演奏可能なインスト音源をすぐに作成できるQuick Sampler Recorderモードなどの機能を追加。Split Viewやステージマネージャーによって、Logic Proとボイスメモやファイルアプリなどのほかのアプリの間をシームレスに行き来できるマルチタスク機能も搭載された。
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