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グーグル「Pixel」Android 14で不具合 修正版を近日中に配布

2023年11月07日 16時15分更新

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 グーグルは11月2日(現地時間)、Android 14をインストールした「Pixel」スマートフォンの一部で発生している不具合について、今後2週間以内にアップデートで対応すると発表した。

複数のユーザーを設定した端末で再起動を繰り返すなどの不具合

 本不具合はプライマリーユーザーがメディアストレージにアクセスできなくなったり、端末上でデータを初期化に関するメッセージが表示された際、拒否すると再起動を繰り返すというもの。

 対象はAndroid 14をインストールした「Pixel 6」以降のモデルで、プライマリーユーザーにくわえ、ゲストや制限付きプロファイル、子ども用など別のユーザープロファイルが設定されている場合に発生する。プライマリーユーザーまたは仕事用プロファイル内に複数のGoogleアカウントを設定することは問題はない。

アップデート配信前の対処方法

 修正アップデートの配信までは以下の方法で対処が可能だが、リスクを伴う部分もある。基本的には正式なアップデートの配信を待った方が賢明だ。

1.端末を初期化する

 端末を初期化して工場出荷状態に戻した上で、修正アップデートの配信が適用されるまで、プライマリーユーザー以外のプロファイルを設定せずに切り抜ける方法。端末内のデータが消去されるため、直前にバックアップをとっていない場合は推奨されない。

2.無線 (OTA)テストアップデート

 修正アップデートのテスト版を正式配信より前に入手し適用する方法。プライマリーユーザーがメディアストレージにアクセスできない問題に対し、端末を初期化せず対応できる可能性がある一方、正式版ではないため別の不具合が発生する可能性もある。

 テスト版は専用フォームに必要事項を入力することで入手可能。アップデートの所要時間は1〜2時間程度だ。

 Pixelスマートフォンは、グーグルがOSと端末の双方を手がけた製品。2021年に発売されたPixel 6以降のモデルは、SoCに同社独自の「Tensor」シリーズを採用している。

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