M3シリーズ搭載の新MacBook Pro登場 無印M3の比較的安価な14インチモデルも
3nmプロセスで製造した新チップ「M3」シリーズを発表したアップルだが、その搭載マシンとして、新型の14インチ/16インチMacBook Proをリリースした。いずれもすでに注文受付を開始しており、発売日は11月7日。
無印M3搭載機を14インチモデルに用意 13インチの代替
M3 Max搭載だとメモリは最大128GB
両モデルともチップが新しくなるとともに、14インチには従来はなかった無印M3の搭載モデルを新たに用意。MacBook Proの中では比較的安価だった、13インチMacBook Proの代替としての役割を担っている(13インチMacBook ProはApple Storeからは消滅)。海外での価格は1599ドル(税抜)、国内では24万8800円から。
またカラバリの点では新色の「スペースブラック」が特徴。M3 Pro/M3 Maxモデルでスペースグレイの代わりに用意される。表面の仕上げに酸化皮膜シールを形成する新たな技術を採用。指紋の付着が大幅に減少したとのことだ。
そのほかの進化点では、Liquid Retina XDRディスプレイはSDRでの輝度が600ニト(従来は500ニト)に。Studio Displayと同等の性能を持つことで、組み合わせての利用時に調整が不要となる。無印M3搭載モデルでは動画再生時のバッテリー駆動時間は最大22時間。端子類は無印M3はThunderbolt 3/USB4×2で、M3 Pro/M3 MaxはThunderbolt 3/USB4×2。そのほか、MagSafe 3やイヤホン、SDXCスロット、HDMIなどがある。外部ディスプレーのサポートは、無印M3は1台(6K/60Hz)、M3 Proは最大2台、M3 Maxは最大4台。
14インチMacBook Proは前述の無印M3のほか、M3 Pro、M3 Maxの3種類から用意。M3 Proモデルには上位の12コアCPU/18コアGPUモデル以外に、11コアCPU/14コアGPUモデルも用意されている。無印M3モデルは8GBメモリ/512GB SSDで24万8800円、M3 Pro(11コアCPU/14コアGPU)モデルは18GBメモリ/512GB SSDで32万8800円、M3 Maxモデル(14コアCPU/30コアGPU)は36GBメモリ/1TB SSDで53万8800円。
16インチMacBook Proは、M3 Pro、M3 Maxの2タイプ。M3 Pro(12コアCPU/18コアGPU)モデルは18GBメモリ/512GB SSDで39万8800円、M3 Maxは14コア/30コアGPUと16コア/40コアGPUの選択が可能。最上位の16コア/40コアGPUで48GBメモリ/1TB SSDで64万4800円。14インチ/16インチともにM3 Proは最大36GBメモリ、M3 Maxは最大128GBメモリまで搭載できる。
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