SNS大手メタは10月30日(現地時間)、同社が提供するSNSサービス「Facebook」「Instagram」について、EUを中心とする欧州31ヵ国でサブスクリプションプランの提供を始めると発表した。
内容は両サービス上での広告表示をなしとするもので、価格は以下の通りだ。
・ウェブ経由……月額9.99ユーロ(約1600円)
・iOS/Androidのアプリ内課金経由……月額12.99 ユーロ(約2060円)
開始当初は、サブスクリプションを契約するとユーザーのアカウントセンターでリンクされているすべてのFacebook・Instagramアカウントに適用されるが、2024年3月1日以降はアカウントセンターにリンクされるアカウントが1つ増えるごとにウェブ経由は月額6ユーロ(約950円)、iOS/Androidのアプリ内課金では月額8ユーロ(約1280円)が追加される仕組みだ。
アプリ内課金の金額がウェブ経由より高い理由について同社は、アップルとグーグルが各々の購入ポリシーを通じて請求する料金を考慮したものと説明している。
契約対象はEU加盟国およびノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタイン、スイスに居住する18歳以上のユーザー。本サブスクリプションの利用中は、ユーザー情報が広告に使用されることはない。
同社は本件について「We believe in a free, ad-supported internet – and will continue to offer people free access to our personalised products and services regardless of income.(日本語訳:私たちは、広告でサポートされた無料のインターネットを信じており、収入に関係なく、パーソナライズされた製品やサービスへの無料アクセスを人々に提供し続けます。)」と述べており、サブスクリプションプラン提供地域でも、引き続き広告表示を含む無料プランの提供を継続するとしている。
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