G-Master Spear X670Aをレビュー
Ryzen 7 7800X3D&Radeon RX 7800 XTでWQHDゲーミングが快適なBTOパソコンに
ドライブの拡張性とインターフェースも十分
G-Master Spear X670Aは拡張性も優れている。特にドライブベイは5インチが2つ、3.5インチは6つ、2.5インチは2つと多く、SSDやHDDを増設しやすい。多数のゲームをインストールしたい人や、動画や写真を多く保存したい人は最初からBTOメニューで追加しておこう。
なお、イマドキのPCにしては珍しく、DVDスーパーマルチドライブを搭載している点も本機の特徴の1つ。ちなみに、特に必要性を感じない人はBTOメニューで外しておこう。2610円安くなるのでオススメだ。
インターフェースはマザーボードに依存するが、本機の標準構成はASUS製の「TUF GAMING X670E-PLUS WIFI」。特に背面のUSBポートが充実しており、USB Type-Aは8基(USB 3.2 Gen 2が3基、USB 3.2 Gen 1が5基)、USB Type-Cは2基(USB 3.2 Gen 2x2とUSB 3.2 Gen 2)を備える。
また、有線LANは2.5GbEに対応するほか、Wi-Fi 6E無線LANまで使える。対応ルーターは必要となるものの、空いている6GHz帯が使えるため、無線でも高速で通信したいという人にオススメだ。もちろん、Bluetoothもサポートしている。
フロントインターフェースはヘッドセット端子に、2基のUSB Type-A(USB 3.2 Gen 1)と1基のUSB Type-C(USB 3.2 Gen 2)という構成。USB Type-CがフロントにないPCがいまだに多いので、これは結構ありがたい仕様と言える。
今回の構成はゲーミング性能重視の人にオススメ
今回試用した機材はゲーミング用途に特化した構成だが、CPUにコア数が多いモデルを選んで動画・写真編集用にカスタムしてもいい。また、もっと上位のGPUを採用するビデオカードを選んで、ゲーミング性能をさらに高めてもいい。そうした細かなカスタマイズで、自分好みの構成にできる点も本機の魅力だ。
どこのBTOパソコンでもカスタマイズはできるものの、これだけ多くのBTOメニューの中から選べる点はサイコムならでは。自作PC感覚で細部までこだわれるので、より満足のいく1台が手に入るだろう。
次回は定番ベンチマークソフトを使い、Ryzen 7 7800X3DとRadeon RX 7800 XTを採用した、G-Master Spear X670Aの実力をチェックする。
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