ASRock 原口氏に聞くDeskMini B760のメリット
Thunderboltや色違いなど将来の展望も
続いてASRockの原口有司氏に、DeskMini B760の特徴や利点について聞いてみた。
DeskMini B760が手のひらサイズに収まっていることをアピールするASRockの原口有司氏
――DeskMini B760の最大の特徴は何でしょうか？
原口氏：このコンパクトなサイズながらも、2.5GbEに対応した高速な有線LANが使用できる点ですね。このDeskMini B760を、小型のメディアサーバーやNASみたいに使って、YouTubeや映画を観るといった用途で、高速なLANは活きてくると思います。
DeskMini B760のパッケージ。製品と同じくパッケージもかなりコンパクトなサイズ
――さすがにゲーミング用途は厳しいですよね？
原口氏：そうですね。GeForceやRadeonといったビデオカードのように、高フレームレートでゲームをプレイするといったことは、さすがに難しいです。ですが、IntelさんのCPUに統合されたグラフィックス機能も年々進化してきており、それこそブラウザゲームや「リーグ・オブ・レジェンド」であれば十分プレイできます。
――ノートPCではなくDeskMini B760を選ぶメリットは何でしょうか？
原口氏：ノートPC向けのCPUですと、消費電力の問題から動作クロックが抑えがちになります。ですが、DeskMini B760であれば、TDPが65Wまでという制限はあるものの、デスクトップ向けのCPUがそのまま使えることが最大のメリットではないでしょうか。
さらに、ノートPCですと割高になってしまいがちですが、DeskMini B760ならある程度コストを抑えることができます。もし、流用できるパーツをお持ちでしたらなおのことですね。また、今後もCPUを始めとして各種パーツは進化を続けていきますが、ノートPCでは難しいアップグレードもDeskMini B760であれば可能です。
――メーカーとしてDeskMini B760の用途としてどういったものを想定しますか？
原口氏：ゲーム以外の用途、ほとんどですね。SNSなどを拝見すると、DeskMiniシリーズをリビングPCとして使用されている方が非常に多いです。YouTubeなどのネット配信が映せるテレビも増えていますが、やはり検索を含めた操作性はリモコンよりキーボードのほうが格段に上です。
そこでPCを設置したいが、場所もあまり取りたくないと考えた方 がDeskMiniシリーズを選ばれているようです。中にはDeskMiniとバッテリーを背負って登山されてる方もいらっしゃいますけど、場所を選ばず持ち運べる点も魅力の1つかなと思います。
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