NTTデータは10月26日、引越しに伴う行政手続きや、電気・ガス等の民間事業者の手続きをまとめてオンラインで実施できるサービスを11月1日より開始することを発表した。第1弾として、同日より引越しのポータルサイトを提供するウェブクルー(Smyb)と、石川県のエリアを中心とした事業者4社が利用を開始する。
デジタル庁によりマイナポータル上での「引越し手続オンラインサービス」が2月に開始され、自治体への転出届/転入・転居予定連絡のオンライン申請が実現された。本サービスは、NTTデータのパーソナルデータ流通基盤「BizMINT」とマイナポータルの「電子申請等API」が連携することで、全ての市区町村に対し、オンラインによる転出届の提出と、転入における来庁予定の連絡が可能となる。
転出手続きはオンラインで完結するため、転出元の自治体への来庁は原則不要。転入・転居予定の連絡をしておくことで、転入・転居先の自治体へ来庁した際にスムーズに手続きすることが可能となる。
11月のサービス開始時点では、全国の自治体、加賀市上下水道部が参加。ポータル事業者はウェブクルー、受け手事業者は加賀ケーブル(ケーブルテレビ)、西日本電信電話(インターネット)、北國新聞社(新聞)、マルヰ(電気)が対象となる。
本サービスを介してマイナポータルと連携することで、利用者が引越しポータルサイト上で自治体への申請(転出届/転入・転居予定の連絡)や、BizMINTと連携している受け手事業者(電気・ガス等)の民間手続きが可能となる。
申請の際は、本人確認サービス「BizPICO」を用いて、公的個人認証サービスを活用した本人確認を実施し、なりすまし等を防止する。
民間事業者の手続きに関しては、石川県加賀市全面協力のもと、石川県の事業者との連携を先行して開始し、今後は、順次全国の事業者との連携を拡大していく。
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