おぼ、こく兄、たいじ、Shuto、ボンちゃん、ももち、翔が登場(敬称略)
人気ストリーマーやプロと連闘「ときどNURO 光で生対戦」レポート、インタビューも!
「波来てるなあ」ときど選手が感じる『スト6』の盛り上がりとREJECT所属での変化
──本日のイベントのご感想をお願いします。
ときど選手(以下、ときど):この場所(ASH WINDER Esports ARENA)に来るのが初めてで、まずこんなすごい場所が高田馬場にあることに驚きました。NURO 光さんのCM撮影のときからなかなかの規模でやっていただいていることを感じてはいましたが、やはりかなりがっちりしたイベントで、一層気が引き締まりましたね。
──対戦した方のなかで印象に残った方を挙げるならどなたでしょうか。
ときど:ストリーマーのお二方ですね。おぼさんはREJECT FIGHT NIGHTで別のチームでしたが、おぼさんと対戦する方を僕がお教えする機会がありました。初心者のなかでもとくに上手いなとは思っていましたが、今日も1試合とられてしまい、楽させてくれないなと思いましたね(笑)。あとはたいじさんです。『ストリートファイターIV』時代に東京ゲームショウで「いつも見てます」と声をかけてくださって、当時から彼は『スプラトゥーン』がメインでしたが、『ストリートファイター6』になって今メキメキと力をつけています。
──本日はNURO 光のイベントということで、eスポーツや競技における回線の重要性はどんなところにあると思いますか?
ときど:オンラインで大会に参加することはもちろん、普段の練習環境として大切です。僕らはオンラインでプレイする機会が多いので、安定性や速度はかなり重要ですね。
──配信や動画投稿という面ではいかがでしょう。
ときど:格闘ゲーム自体はそこまで容量を食わない分野ですが、配信は太さが大事なのでより重要になってきますね。
──ところで、今回のイベントもそうですが『ストリートファイター6』が今とても盛り上がっていますが、肌感としてどのように感じていますか?
ときど:「格ゲーチェッカー」という格闘ゲームの情報が集まっているサイトで「誰が配信やってるかな」とよくチェックするんです。そこを見ていると、今まで雲の上にいるようなストリーマーの方々が『ストリートファイター6』をプレイしてくれていて、「波、来てるなあ」と感じますね。
──ときどさんが格闘ゲームのプロになってから、ここまで格闘ゲームが盛り上がっていることはありましたか?
ときど:僕が知る限りでは今が一番ですね。『ストリートファイターII』の頃はものすごかったと聞きますが、僕は体験できていませんでした。インターネット配信との相性がよかったり、いろんな方が盛り立ててくれたりと下地があるうえで、『ストリートファイター6』をきっかけに急に跳ねていますよね。とくに国内では盛り上がりを感じますね。
──『ストリートファイター6』はなぜここまで盛り上がっていると考えていますか?
ときど:やはり『ストリートファイター6』の作りがよかったですね。僕らがやっていても「まだまだできるな」「まだやんなきゃいけないこと多いな」と思えると同時に、初心者の方がプレイして対戦格闘ゲームの醍醐味を感じることができるようになっています。対戦格闘ゲームは既存プレイヤーを満足させるために徐々にマニアックにせざるを得なかったと思いますが、今回メーカーさんはがんばってくれましたよね。そこにちゃんと配信者の方がついていただいて、さらにイベントの開催もあったりと、いろんなところが連携してくれているように感じます。
──今後もモダンで初心者が入ってくるといいですよね。
ときど:そうですね。今日のおぼさんのように初心者であっても僕にワンチャン勝てるようなこともあるのは良いですね。
──とても今更な質問かもしれませんが、対戦格闘ゲームの醍醐味ってどこにあるのでしょうか。
ときど:僕が今でも楽しいと思うのが、相手との読み合いの心理戦です。相手がこの技やったらどんな動きするんだろうと考えて、さらにその先を考えるんです。今日も、おぼさんに結構読み合いをまわされちゃったんです。最初は投げで攻められて、飛んでリターンを負わせようかと考えていたところで、ジャンプを封じられるといった具合で、読み合いが楽しいですね。これまでのゲームはこの読み合いに至るまでに覚えなきゃいけないことが多かったんですが、モダンの導入で早くその段階に到達できるようになっていると思います。
──私自身も『ストリートファイター6』で格闘ゲームに足を踏み入れたんですが、初心者はまずどこにモチベーションを持てば良いと思いますか?
ときど:目標としては、まずランクが良いモチベーションになる方が多いと思います。下がったらムカつきますけど(笑) ちょっとずつ数字をあげていくのがいいと思います。
──ありがとうございます。ときどさんは今年7月にREJECTに加入されました。久々のチーム所属ですが、なにか変化はありましたか?
ときど:東京ゲームショウも含め、REJECTさんにお話しを頂くことが多いです。今回のイベントもNURO 光さんがREJECTをスポンサードしていることがきっかけでお話しをいただきました。今後NURO 光を導入しつつオフラインで練習する場所を作るなんてお話しもあり、僕としてはとても大きな変化です。
──今後REJECTとしてやってみたいことなどはありますか?
ときど:ほかのジャンルといいますか、VALORANTのチームなど若い方々とお話ししてみたいですね。一緒にできることもあるかもしれません。
──今後も格闘ゲームの盛り上がりを維持していくにはなにが必要だと思いますか?
ときど:既存のプレイヤー向けだけでなく、新しいコミュニティーや世間一般へのアピールが大切で、それができる人間性を備えていくかが鍵になると思います。
──格闘ゲームと他のコミュニティでは文化の違いなんかもありますよね。
ときど:そうですね。僕らはもともと競技シーンがなかった時代「ゲーセンで遊んでいる奴ら」から始まっていますからね。バランスが必要です。ただ今は、アジア競技大会などで国を背負って戦うことすらあります。そこに相応しい振る舞いができるようになりつつも、昔の“あの頃”の雰囲気を醸し出せるといいですし、それが魅力的に映ったりもするかもしれません。
──では最後のASCII読者にメッセージをいただけますか?
ときど:僕のチャンネルはデバイス関連をあつかうこともあるので、もしかしたらASCII読者さんとの相性はいいかもしれません。よかったらチャンネル登録よろしくお願いします。
ときどさんYouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@Tokido
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります