伊藤園「おーいお茶」CMに生成したAIタレントを起用(10月13日)
生成AIを使った、ということで話題だが、「CGでキャラクターを作った」と読み替えれば別に珍しい話ではない。
伊藤園はパッケージでも生成AIを活用しており、「生成AI」というバズワードをうまく使って展開している……という見方もできる。
生成AIがバズワードでなくなり、一般的なものになった時、広告でどう使うのか。今回の事例を覚えておき、未来での事例と比較すると面白い知見が得られそうだ。
米グーグル、生成AIユーザーを著作権侵害の訴えから守る方針(10月13日)
非常に大きな方針の発表。だが、同じことはすでにAdobeやマイクロソフトも提示しており、「大企業の生成AIを、企業向けに展開」した場合の基本路線になりそうだ。
結局のところこの話の本質は、生成AI導入を検討する企業が持つ「もらい事故への懸念」をいかに軽いものにするのか、ということにある。
企業が生成AIで作ったものを精査して外に出すのは当然なのだが、企業があずかりしらぬところに訴訟のタネがあっては困る。だから技術的にカバーした上で、「訴訟リスクはうちが引き受ける」とプラットフォーマーが言い出すことで、結果として導入への懸念を減らして契約を促進する……という流れだ。
逆に言えば、それだけの収益を企業から得るという長期的な前提があってのことであり、個人は対象とされない。
この点、勘違いなきよう。
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