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課題は日本語を含む他言語対応か

「今動かなければ遅れる」生成AI開発を猛烈に進める、アメリカIT大手の危機感|AIニュースまとめて解説

2023年10月12日 07時00分更新

9月後半のまとめ:大手が続々発表も、課題は「日本語対応」に

 都合2週間ほどアメリカを取材して回ったが、いわゆるビッグテックが猛烈な勢いでサービスの展開を進めているのが印象的だった。

 生成AIのブームはこの9ヵ月ほどで起きたものだが、大手がここまでサービスの準備を進めているのは、それだけ生成AIの存在が破壊的イノベーションであり、「今動かなければ遅れる」という危機感につながっているということなのだろう。

 一方で、そこではどうしても多言語化が後回しになる。まずとにかく英語でテストを始めないと話にならないからだ。

 そういう意味では、OpenAI・マイクロソフトとGoogleは日本語を含めた多言語化で一歩リードしているように感じる。

 

筆者紹介――西田 宗千佳

 1971年福井県生まれ。フリージャーナリスト。得意ジャンルは、パソコン・デジタルAV・家電、そしてネットワーク関連など「電気かデータが流れるもの全般」。取材・解説記事を中心に、主要新聞・ウェブ媒体などに寄稿する他、書籍も多数執筆。テレビ番組の監修なども手がける。主な著書に「メタバース×ビジネス革命 物質と時間から解放された世界での生存戦略」(SBクリエイティブ)、「ネットフリックスの時代」(講談社)、「ソニー復興の劇薬」(KADOKAWA)などがある。

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