週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

GMO、高齢者の買い物支援策「生成AIによる対話型コマース」の実証実験を香川県坂出市で実施

2023年10月05日 17時45分更新

 GMOメイクショップは11月1日より、香川県坂出市王越町にて高齢者の買い物支援策の提供に向けた「生成AIによる対話型コマース」実証実験を開始する。

 同社はECプラットフォーム「makeshop byGMO」を展開し、ECサイトの構築・運営支援を進めている。今回、ケーブルテレビや通信事業を展開するKBN、坂出市、坂出商工会議所と連携し、ChatGPTのAPIを搭載した音声対話型のオンラインショッピングシステムの実証実験を進める。

 実証実験では、王越町の高齢者世帯(およそ350世帯)を対象におよそ3ヵ月間、音声対話形式のオンラインショッピング機能を提供。タブレット端末に話しかけるだけでAIがおすすめの商品を提示し、日々の生活に必要な食材などの注文が完了し、注文情報は専用ECサイトへ連動して高齢者の自宅へ商品が配送される。

 坂出市の高齢化率は34.9%と全国平均の29%より高く、なかでも王越町では高齢化率61.1%と人口の半数以上が高齢者となり、買い物弱者の問題が深刻化。坂出市は実証実験結果を踏まえて市の高齢者支援施策へ活用を検討するとしている。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう