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国内では初めて販売する「Fire HD 10 キッズプロ」も公開

Amazon、Fire HD 10シリーズの説明会を開催、発売は10月18日

2023年10月04日 22時30分更新

Fire HD 10 13世代ほか

 アマゾンジャパンは10月4日、国内では初めて販売する「Fire HD 10 キッズプロ」など、Fireタブレットシリーズの新製品説明会を開催した。サブスクサービスの「Amazon Kids+」についても紹介している。既報の通り9月21日にグローバル発表したもの。いずれも予約受付中、10月18日に出荷開始予定だ。

Fire HD 10 13世代ほか

アマゾンジャパンの丸山舞氏(右)と小林丈展氏(左)

Fire HD 10 13世代ほか

新しいFire HD 10シリーズ

 紹介されたのは第13世代の「Fire HD 10」(32GBが1万9980円、64GBが2万3980円)、未就学の自動を対象とした第5世代の「Fire HD 10 キッズ」(32GBが2万3980円)、そして6~12歳のユーザーが対象のFire HD 10 キッズプロ(32GBが2万3980円)の3機種だ。いずれも画面サイズは10.1インチでプロセッサーを強化。最大25%の高速化を果たしたとしている。

Fire HD 10 13世代ほか

USI 2.0対応のスタイラスペン

Fire HD 10 13世代ほか

Fireタブレットの歴史

 Amazonデバイス事業本部 Fire Tablet事業部 部長の丸山 舞氏によると、コロナ禍で関心が高まったFreタブレットは旅行などで持ち出す機会も増え、1日当たりの利用時間は昨年比で2時間も増えているという。「動画視聴やギフトにいい」という意見がある一方で、「動作の遅延」については厳しい声があった。新モデルでは、iPadの4倍の耐久性、使用率の高いペン(スタイラス)をFire Max 11と同じUSI 2.0対応にしている。また、先行予約キャンペーンとして3000円分のKindle本に使えるクーポンも提供中。

エンタメ中心の米国とは異なり、エデュテイメントを重視

 キッズモデルは子供向けサブスクサービスの「Kids+」が1年間無料。2年間の限定保証提供する。キッズプロはカバンなどにも入れやすい薄型のカバー、キッズは衝撃に強い厚いカバーを採用。UI(プロフィール)も年齢に合わせたものが用意されている。大人向けのプロフィールにし、カバーを取り外せばFire HD 10と変わらない機能となる。

Fire HD 10 13世代ほか

2種類のキッズシリーズタブレット

Fire HD 10 13世代ほか

自立する

 鬼滅の刃をモチーフにした、Fire HD 10 キッズプロ専用のタブレットケースステッカー(880円)やキッズシリーズ専用のタブレットポーチ(3980円)なども用意している。なお、Fire HD 10 キッズプロを先行予約した人はMinecraftアプリ購入・ダウンロードに使えるクーポンがアカウントに登録される、プレゼントキャンペーンを実施中。

Fire HD 10 13世代ほか

キッズシリーズ

Fire HD 10 13世代ほか

カバーなど豊富なアクセサリーを用意している。

Fire HD 10 13世代ほか

衝撃に強く、ハンドル付きのカバー

Fire HD 10 13世代ほか

ポーチ

Fire HD 10 13世代ほか

ステッカー

 丸山氏は「キッズモデルは発売当初から3倍の販売台数」となり、米国ではエンタメ特化の戦略を取っているのに対して、日本では自由度が高い環境で子ども自身で考える力を養うことを重視。教育熱心な家庭において、生きる力、考える力の育成に役立つデバイスとして訴求しているそうだ。

Fire HD 10 13世代ほか

キッズモデルとAmazon Kids+の歩み

 Kids+のサービスを紹介した、Amazon Kids Japan事業部 コンテンツ部 兼 事業開発部 部長の小林 丈展氏は、自身の子供たちと一緒に「自宅が実験の場になっている」とコメント。サービスはキッズモデルと合わせ、米国では2012年、日本では2019年にスタート。毎年、デバイスのアップグレードと拡張を続けてきた。また、Fire HDタブレットだけでなく、他のAndroid端末からも利用できるサービスになっている。2019年は750冊だったコンテンツの点数も2000冊に増え、人気キャラクターのカバー率も86%に増えた。「SPY×FAMILY」や「ちいかわ」なども楽しめる。

 未就学児を中心に評価されているKids+だが、小学生にも役立つ機能を強化するため、英語などのコミュニケーションスキル、プログラミング、電子新聞といった機能を重視している。「朝日小学生新聞」や講談社の「おしごとのおはなし」シリーズ全20冊はそうしたコンテンツの例だという。また、UIについても「プログラミングをやってみよう」「英語をまなぼう」など、コミュニケーションやプログラミングのカテゴリーを詳細化して、読みたい、使いたいコンテンツをストレスなく探せる工夫をしている。

Fire HD 10 13世代ほか

コンテンツプロバイダーの担当者も出席。中央の4名は左から順に朝日学生新聞社 代表取締役社長の高田圭子氏、講談社第三事業本部局長の太田 美千子氏、ディー・エヌ・エー プログラミングゼミ開発者の末広章介氏、ワオ・コーポレーション ワオっち!事業部事業部長の小林大陸氏

 加えて、子供が何を描いたかを当てるゲーム「Sketch & Guess」や利用開始時のカタログ外アプリの追加、課金許可機能も年内リリースするという Kid+の利用料金は月額980円(プライム会員は月額480円)。3ヵ月、年間契約のプランも用意している。

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