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スマホにケーブルレスで充電Type-C端子一体型「Anker nano Power Bank」を衝動買い

2023年10月06日 11時30分更新

充電テストを実施!
5000mAhクラスのスマホを7割程度まで回復充電できた

 では実際に満充電したAnker Nano Power Bankを使って、筆者のサブスマホであるLeitz Phone 2に充電してその結果を見てみようと思う。Leitz Phone 2のバッテリー容量は5000mAh。一方、満充電されたAnker Nano Power Bankの定格容量は2600mAh。両者の数字を見比べただけでバッテリー残量ゼロになったLeitz Phone 2をAnker Nano Power Bank1本では、とても満充電は不可能だ。

テストの為に残量25%だったLeitz Phone 2のバッテリー残量を「急速放電」アプリを使って強制的に15%まで下げた

 今回は時間がなかったのでLeitz Phone 2のバッテリー残量が25%くらいだったのを自然放電を諦め「急速放電」という放電アプリを強制的に使って、バッテリー残量を普通の人なら充電したくなる15%まで強制的に落としてみた。残量が15%になったのを確認してからAnker Nano Power Bankの折りたたみプラグを接続して充電開始してみた。

バッテリー残量15%のLeitz Phone 2にAnker Nano Power Bankを接続して充電開始 15

 Leitz Phone 2のバッテリー増減モニターとして、今回も「シンプルバッテリーライフ」アプリを使った。Anker Nano Power Bankの残量インディケーターがゼロになってからアプリを起動してAnker Nano Power Bankがどの程度の時間をかけて、どのくらいの容量を充電できたかを検証してみた。

Leitz Phone 2にAnker Nano Power Bankから急速充電されている

 Leitz Phone 2の残量が15%になってAnker Nano Power Bankを接続し、充電開始したのが7時53分53秒。Anker Nano Power Bankが内蔵バッテリーを使い果たしたのが、9時00分54秒だった。単純計算でAnker Nano Power Bankが約67分の急速充電で、残り15%だったLeitz Phone 2の内蔵バッテリーを72%まで回復充電したことになる。

バッテリー残量15%まで下げたLeitz Phone 2に、67分で72%まで充電できた

 Leitz Phone 2内蔵の5000mAhのバッテリーが15%→72%まで増加することは、単純計算なら750mAhほど残っていたバッテリー残量が3600mAhくらいまで復活したことを意味する。Leitz Phone 2側から見たバッテリー残量の増加量は2850mAh程度だと思われる。

 Anker Nano Power Bankの定格容量は、本体の背面に記されているように2600mAhだとすると今回は少しだけ実力以上に1割ほど頑張ったのかもしれない。実際にLeitz Phoneのバッテリーデジタル表示が正確か分からないので、これ以上考えてもしょうがない。

 結論として満充電のAnker Nano Power Bankは、5000mAhクラスのスマホを約1時間でバッテリー残量15%から7割程度まで回復充電する能力はあるということだ。チョット充電しながら通話したりするのはAnker Nano Power Bankの抜け落ち落下が心配だが、両手で持ってのデータ通信ならそういう心配も無用だろう。

Anker Nano Power Bankは昨今の大型バッテリー内蔵のスマホを100%充電することはできないが、小型で軽量な設計は充電の目的を明確に持っているユーザーには、最高のWeight&Size Performance最高のモバイルバッテリーだ

 モバイルバッテリーの大きさ・重量・総充電量の関係には、正比例な関係しかなく奇跡もマジックもない。Anker Nano Power Bankはたった100g少々で多くのスマホ幅フレンドリーなサイズ、ケーブルレスでスマホと一体となりアウトドアでの活躍は簡単に想像できる。

 昨今の大容量電池スマホのバッテリー切れ寸前からでも、満充電できる大きく重い大容量モバイルバッテリーを望まない多くのユーザーにとってAnker Nano Power Bankはこれだけで良いと言える十分にジャストフィットな製品だ。

 
T教授

今回の衝動買い

・アイテム:Anker「Anker Nano Power Bank(22.5W, Built-In USB-C Connector)
・購入:Amazon.co.jp
・価格:3490円

T教授

 日本IBMでThinkPadのブランド戦略や製品企画を担当。国立大芸術文化学部教授に転職するも1年で迷走。現在はパートタイマーで、熱中小学校 用務員。「他力創発」をエンジンとする「Thinking Power Project」の商品企画員であり、衝動買いの達人。

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