●編集部員：ジサトラユージ
アクションやRPGを中心に、FPSや格ゲーなどもライトに遊ぶ。『原神』や『崩壊：スターレイル』などコツコツやれるアプリゲームもプレイする。ゲーミングデバイスも好きだが性能を生かしきれない。
最近はスマホでもプレイ可能なアニメ調のアクションRPGが続々と登場しており、かなりの激戦区といえる市場になっています。今回のTGSでは、HoYoverseブースの『ゼンレスゾーンゼロ』やKURO GAMESブースの『鳴潮』を試遊できましたが、いずれもスピーディーなアクションに力を入れたタイトルでした。加えて、この間発表されたばかりの『Project Mugen』などもPVを見る限りかなり力の入ったタイトルに見えます。
今回は『ゼンレスゾーンゼロ』を試遊。ハイスピードなバトルと退廃的ながらコミカルな世界観が印象的
そうなると、これらを差別化するのはどんな要素になるのか、というのが重要になってきます。まず1つは世界観。ゲームの雰囲気は明るいのか暗いのか、そしてこの手のゲームでは最も重要といっても過言ではない、キャラクターデザインも世界観によって変わります。また、ゲームシステム面では、“キャラクターの交代にどんな意味を持たせられるか”も重要になってくると思います。
ガチャなどでキャラを入手するゲームの特性上、プレイアブルキャラが豊富に登場するので、パーティーのシナジーを考える楽しさもほしいですよね。“自分はどんな世界観が好きか”“自分にとってキャラを揃える楽しみを感じられるか”といった辺りを改めて意識すると、満足度の高いゲームに出会えそうです。
また、PCゲームを遊ぶ環境の変化も今回のTGSで感じたポイントです。ONEXPLAYERブースの「ONEXFLY」、AYANEOブースの「AYANEO KUN」など、小型のゲーム機型PCが増え、携帯ゲーム機感覚でPCゲームを遊びやすくなっています。かと思えば、ASUS ROGブースではリフレッシュレート540Hzというとんでもないディスプレーを展示していたりと、eスポーツ向けのハイエンド環境もますます進化。ゲームをより楽しくしてくれるデバイスにもぜひ注目してみてください！
右側にリフレッシュレート540Hzのディスプレー、左側に144Hzのディスプレーを置いて比較する展示。思った以上に違いを実感できた
●編集部員：八尋
FPSをはじめとしたeスポーツタイトルを好んで遊ぶ対戦ゲーマー。最近『ストリートファイター6』で格ゲーデビューした。eスポーツのプロシーンやストリーマー、ゲーミングデバイスの話題にも明るい。
私がアスキーで仕事を始めたころは、コンシューマーゲームとスマホゲームの全盛期でした。ブースもほとんどこの2つがメインで、少しだけゲームデバイスメーカーが参入しているなといったイメージでした。しかし、ここ数年はPCゲームやeスポーツの盛り上がりによって、出展ブースが様変わりしてきているなと感じます。
まずは、ゲーミングPCメーカーと、PCゲーム向けのデバイスメーカーの参入がすごく増えたなと感じます。年々そういったメーカーのブースが大きくなってきており、今年もCORSAIRブースなどで製品のタッチアンドトライの場を提供していました。
また、ストリーマーやプロゲーマーの人たちがさまざまなステージイベントに出演しており、その活躍も年々大きくなってきているなと思います。そんなストリーマーやプロゲーマーが配信で使用しているTwitchのブースが大盛り上がりだったのも印象的でした。最近では幕張メッセやさいたまスーパーアリーナといった大きな会場でeスポーツの大会やイベントが実施されていますが、TGSはより間近で普段視聴しているストリーマーやプロゲーマーたちを見ることができるチャンス。来年は会場に足を運んでみると、思った以上に間近でその人たちを見ることができるかもしれません。
配信プラットフォームのTwitchブース。ブースの大きさはかなりのもの
そのほか、今なんのeスポーツタイトルが流行っているのかというのも、東京ゲームショウに行けばすぐわかります。というのも、多くのデバイスメーカーがそのタイトルを製品の試用のためのタイトルとして採用するからです。今年めちゃくちゃ増えたなと思うのが、やはり『ストリートファイター6』。それに合わせて、アケコンもめちゃくちゃ見かけました。今なにが流行っているんだろう？ と気になっている人もぜひ東京ゲームショウに足を運んだり、記事を読んだりしてみてください！
eスポーツタイトルとして、多くのデバイスブースで試遊に採用されていたのが、『ストリートファイター6』。特にPCメーカーやディスプレーを販売するデバイスメーカーでの採用が目立っていた
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