Silent-Master NEO B650A Miniをレビュー
Ryzen 5 7500Fで良コスパな静音ゲーミングPC、ゲームベンチ中でも40dB未満の静けさ
ゲームベンチマーク中でも40dB未満
さて、Silent-Master NEO B650A Miniの性能がわかったところで、本題の「静音性」に話を戻そう。いくら言葉だけで「静か」だと言われても、どのくらい静かなのかは伝わりにくい。そこで、騒音計を使って簡易的に騒音値を測ってみた。
PCの正面約40cmの位置から、電源オフ時(つまり、暗騒音)、何もソフトを動かしていないアイドル時、CINEBENCH R23のMulti Coreテスト時、FF15ベンチマーク実行時、3DMarkのSpeed Wayテスト実行時という5つのシーンで計測した。
なお、比較対象として、稼働中の冷蔵庫(距離:約150cm)の騒音値も掲載しておく。
暗騒音とアイドル時はほぼ変わらず、動作音だけでは電源が入っているのか入っていないのかわからないほど静かだ。CPUに高負荷がかかるCINEBENCH R23実行中も音はほとんど耳に届かず、CPUクーラーの静音性の優秀さがよくわかった。
長時間ビデオカードに負荷がかかるFF15ベンチマーク実行中の動作音は、今回試した中で最大値にあたる38.7dBを記録。ただし、この数値は限られたシーンのわずかな時間のみ。一瞬、ビデオカードのファン回転数が上がったな、と感じるくらいだった。
つまり、よほど注意深く耳をすましていない限り、気づかないレベルと言える。ここまで静かであれば、深夜にPCゲームに興じていても、PC本体が理由で家族に迷惑がかかることはまずないだろう。むしろキーボードなどの周辺機器の操作音こそ、気にすべきかもしれない。
まとめ:静音PCが欲しいけれど価格を抑えたい人に
静音ゲーミングPCは静音性という付加価値があるぶん高くなりがちだが、Silent-Master NEO B650A MiniならうまくBTOで選ぶと、かなり値段は抑えられる。特に、フルHDでゲームが楽しめれば十分だというのであれば、Ryzen 5 7500Fはかなり魅力的な選択肢になるだろう。
標準構成は24万1550円だが、CPUをRyzen 5 7500Fに変更するだけで21万2200円にまで下がる。さらに、使わないのであればDVDドライブを非搭載にして、ビデオカードをManli製のGeForce RTX 4060搭載モデルに変更すれば、19万8140円と20万円を切る。
また、サイコムは2023年10月1日まで「秋のAMDキャンペーン」を開催しており、AMD製CPU搭載PCを一律で5000円引き(+送料無料)なので、さらに安くできる。静音性に優れたPCをなるべく安く手に入れたい人に、「今」オススメしたい絶好の1台と言える。
(提供:サイコム)
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