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アップル「iPhone 15 Pro」で3Dスキャンがやりたいよ〜

2023年09月14日 17時00分更新

 規格がややこC、USB-C。アップル「iPhone 15 Pro」シリーズが発表されました。高いっすねえ、ほしいっすねえ……。

 軽くてきれいなチタンボディとか、子ども撮るのに便利そうな光学5倍ズーム(iPhone 15 Pro Max)もたしかにグッとくるんですけど、一番惹かれるのはLiDARなんですよね。妻に話したら「何それ……」って感じでしたけど。

 LiDARっていうのはレーザー測距センサーです。クルマとかロボット掃除機にも使われてるやつ。iPhone上位機種では3年前から入ってます。暗い場所でも奥行きのある画像ができるんでナイトモードのポートレートに使われてます。

 で、そのLiDARセンサーでできるのがフォトグラメトリ。被写体のまわりをぐるぐる撮影するだけで簡単に3Dモデルを作る技術です。そんなフォトグラメトリ系の動画が数年前からXのTLにポンポン流れてくるようになったんですよ。

 ラーメンとか神社のこま犬、あとそのへんの岩をスキャンしてるだけの映像でも「すげ〜〜〜」と語彙喪失するんですが、駅前や繁華街なんかを3Dスキャンする人たちもいて、その精度というかリアリティがすさまじいんです。

 赤ちゃんが寝てるところを3Dスキャンしてる人とかもいました。あとから見直したら「あ〜〜こんなに小さかったんだ〜〜〜」ってなりますでしょ絶対。毎日のようにそんな動画を見ていればやりたくなるってものです。

 それでいま最新のiPhone上位機種にはLiDARスキャナーがついてるので3Dスキャンができるんですが、やっぱりiPhone 14 Proじゃなくて、iPhone 15 Proがほしくなったのには理由があるんですね。

 ひとつはA17 Proっていう新しいチップが入ったこと。今回特にGPUが強くて、アップル史上最大レベルのアップグレードとか言ってましたよね。これまで3Dスキャンするとき点群データの処理に負荷がかかってiPhoneが熱暴走しちゃうこともあったんですが、そこが軽減されてるんじゃないかなと。

 そしてもうひとつは確証のある情報じゃないんですけど、ソニーの新型LiDARセンサーを積んでるんじゃないかっていう話があったんですよね(Forbesに)。アナリストによれば新型センサーは電力効率が良く、つまり同じ処理をするときの性能が上がってるんじゃないかって話なんです。

 その上、iOS 17にはそのものズバリの3Dスキャン機能「Object Capture」が入るんですよ。対象物のスキャンは全自動。これまで3Dスキャン系アプリ作ってた開発者が失神するやつですけど、こんなの絶対やりたいじゃないですか。

 それで何をスキャンするのかって写真と同じですよ。旅先の風景、あと料理と子どもと猫ですかね。スキャンは対象が静止してないといけないので動きがあるものには向いてないですけど。新しいカメラとかって「これで新しい世界が見えるかも」って気になるじゃないですか。それと同じ感覚があるんですよね……。

 もしかしたら将来的には3Dで動画も撮れるようになるかもしれないし、思い出は3Dで残すのが当たり前になるかもしれない。ディスプレーは立体映像になり、子どもの映像をレイア姫みたいに見るときが来るかもしれない。

 そのとき「これは初期の3Dだから画質は粗いんだけど」とか言ってiPhone 15 Proで撮った子どもの3D画像を見られたら、と考えたらグッと来ませんか。あ〜書いてたらほしくなってきてしまった。高いっすねえ、ほしいっすねえ……。

 

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