グーグル傘下のYouTubeは8月29日(現地時間)、ポリシー違反に対する事前警告の制度を改定。事前警告を受けたクリエイターに対し、ポリシーに関するトレーニングコースの提供を始めた。
YouTubeでは初めてポリシー違反に該当する動画を投稿すると、当該動画を削除の上、チャンネルに対して消えることのない事前警告が発行される仕組みを採用している。だが、同サービスのポリシーは必要に応じて変更されるため、クリエイターから同社に対し、ポリシーについての理解を深めるためにより多くの情報提供を求める声が届いていたという。
新たに追加されたポリシーに関するトレーニングコースは、前述の事前警告を受けたチャンネルのオーナーが、どのようなコンテンツがYouTubeのポリシーに違反するのか、より明確に理解できるようにすることを目的としている。
コース修了後90日間同じポリシー違反をしなければ、チャンネルに発行されていた事前警告が失効する仕組みも用意。これまでは一度受た事前警告は失効せず残り続ける仕様だったが、今後は前述の条件を満たせば失効できるようになる。逆にコース修了後90日経過する前に同じポリシー違反をした場合は、当該動画を削除の上、1回目の違反警告が発行される。
修了後90日を過ぎてから同じポリシー違反をした場合は、当該動画の削除と再度の事前警告がなされ、トレーニングコースを受講するか選択できるという。
また、従来の事前警告はポリシーの種類を問わず1回だけ発行されていたが、今回のトレーニングコース導入に合わせ、違反した特定のポリシーごとに個別の事前警告が発行されるようになった。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります