お店で食べると2500円　セブンの799円カレー試す価値アリ

2023年07月31日 18時50分更新

文● ナベコ　編集●ASCII

カレーで元気を出そう！

　ごきげんよう、アスキーグルメのナベコです。気温が高い日が続きます。夏の暑さに負けないようにスパイスがきいたカレーを元気に食べようではないですか。

セブンイレブン「カレーの祭典」開催中

銀座デリー、エリックサウスなど有名店監修のカレーが勢揃い

　セブン-イレブンではただ今「カレーの祭典」を開催中。7月30日から名店監修のカレーを順次販売しています。中でもリッチで気になる地域限定商品があります。

　それがコチラ。「荻窪トマト監修スパイスビーフカレー」です。価格は799.20円。単品で買うと少数点以下は切り捨てられ799円でした。

首都圏、群馬県、栃木県、茨城県の限定販売

セブンの荻窪トマト監修カレーってどんな味？

　1982年に東京・荻窪に創業した「欧風カレー＆シチュー専門店トマト」は、厳選したスパイスを使用し1週間以上かけて作り上げるこだわりのカレーが名物。店舗で提供するビーフカレーは和牛を使用したもので、1皿2500円（！）。ランチで気軽に立ち寄ろうとすると尻込みしちゃいますが、これを目当てに訪れるお客さんで行列絶えないほどカレー好きに愛されています。

「荻窪トマト監修スパイスビーフカレー」（799.20円）をいただきます！

　トマトの店主が監修したセブン-イレブンのスパイスビーフカレーは、香味野菜と牛肉の旨みを凝縮したカレーソースをべースに、スパイスを加えて煮込み、爽快な香りが感じられるよう仕上げたそう。大きくカットした牛バラ肉は、深みのある味わいを引き出すためデミグラスソースと一緒に煮込まれています。

　キャンペーンサイトでは、店主のオススメポイントとして「34種類ものスパイスが入っており、食感や風味も楽しめます」とアピールしています。34種類とは、驚きの数ではないですか！

お気に入りの金のスプーンで食べようと思います

　いただいてみると、ひと口目から目の前の風景が変わります。殺風景で散らかった自室ではなく、しゃれたレストランに来たかのように。

　ビーフのコクやトマトの酸味、野菜の旨みがギュッと凝縮し、そこにスパイスの複雑な刺激や香気が合わさり、きめ細かく作り込まれたとてもこなれたカレー。なんとも品が良くおいしいこと。え!? これがコンビニのカレーなの?? と疑うレベル。

コクの中にも酸味があって、さらに、スパイスの風味が重なっていて、とても上質

　“欧風カレー”というから、どっしりと重厚なカレーを想像していましたが、実際にはトマトの酸味やスパイスがあわさることでサラリと爽やか。どこか健康的な味わいです。

　辛さとしては、そこまで辛くない。パッケージに表示されている辛さレベルは、5段階で「1」ですから。ですが、辛み以外の部分でもスパイスが生きているので、「スースー」「チリチリ」とかいろいろな刺激が混ざっています。このあたりにすごみがあります。

　成分表を見ると生姜、セロリ、クミン、コリアンダー、カルダモン、ココナッツミルク、キャラウェイ、シナモン、フェンネル、バジルなどなど、驚くほどたくさんスパイス（材料）が使われています。粒マスタードでしょうか、形を残しているスパイスも入っていて、プチプチとした食感が楽しいです。福神漬けがなくても食感にアクセントがあって食べ飽きません。

お肉も大きい

　ゴロッとしたカットの牛バラ肉はっかり煮込まれているため、柔らかくほろほろしていて、牛の旨みも感じられます。おいしい、おいしいと思っているうちにペロッと食べきってしまいます。
　
　799円とちょっとお高めですが、コンビニで手軽に買えて、この価格で本格的な雰囲気を味わえるのだったらオススメできます。もう一度書きますが、店舗のビーフカレーは2500円ですからね。

　そして、監修カレーでここまでレベルが高いなら……と、荻窪の店舗にも足を運びたくなります！